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Suica改札の「ピピピッ」は残高不足の合図?“音”に隠されたメッセージとは

JR東日本の「Suica」を使って自動改札を通過するとき、いつもと違う音がしたことはありませんか? 実はそれ、Suicaの「音声案内」機能がオンになっていて、残高不足や定期券の期限などを知らせてくれているのかもしれません。

Suica改札の「ピピピッ」は残高不足の合図?“音”に隠されたメッセージとはの画像1
(筆者撮影)
この記事の画像(8枚)

改札機でいつもと違う音がするならSuicaの「音声案内」が働いている!

JR東日本の交通系ICカード「Suica」には、改札を通過するときに残高や定期券の期限の状況を知らせてくれる「音声案内」機能が搭載されているのをご存じでしょうか?

Suicaを購入した時点では音声案内機能はオフになっていますが、ある手続きをすれば有効になり、Suicaをタッチしたときにいろいろな音でお知らせしてくれるんです。

●JR東日本「改札機通過時の音声案内」は→こちら

■改札機通過時の音声案内
【オフのとき】
・定期券通行可→「ピッ」
・定期券通行不可→「ピー」

・Suica残高通行可→「ピピッ」
・Suica残高通行不可→「ピー」

【オンのとき】
・定期券の有効期限が12日を超える場合→「ピッ」
・定期券の有効期限が12日以内→「ピッピッ」
・定期券で通行不可→「ピー」
・Suica残高1,000円超→「ピピッ」
・Suica残高1,000円以内→「ピピピッ」
・通行不可→「ピー」
・読み取りに不具合があった場合→「ピピピピピ」

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JR東日本の公式サイトでは実際の音を試聴可能。オレンジの▷部分をクリックして、ぜひ聞き比べてみてください(JR東日本公式サイトより引用)

この音声案内機能をオンにするには、カード型SuicaとモバイルSuicaでそれぞれ方法が異なります。

まず、カード型Suicaの場合は駅係員に「音声案内機能を使いたい」と申し出ることでオンにしてもらうことができます。

もちろん、みどりの窓口でもオンにすることも可能ですが、残念ながら、この機能は自動券売機ではオンにできません。

●JR東日本「Suica残額が少なくなったことをお知らせするサービスはありますか。」は→こちら

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カード型Suicaで音声案内機能をオンにしたいときは、駅係員に申し出るか、みどりの窓口でお願いしてみましょう(筆者撮影)

モバイルSuicaの場合は、ユーザー自身で切り替えることができます。変更方法は、モバイルSuicaを起動したら「会員メニュー」→「Suica管理」→「その他の設定」へ進みましょう。最後に「音声サービスの利用」をオンにすれば完了です。

モバイルSuicaで音声案内をオンにする方法

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まず、スマホでモバイルSuicaを起動して、「会員メニュー」をタップ(左写真)。次に、「Suica管理」を選択しましょう(右写真)
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「Suica管理」画面に移動したら「その他の設定」をタップ(左写真)。続いて「音声サービスの利用」のスイッチをオンにすれば完了です(右写真)

Suica以外の交通系ICカードにも音声案内機能はあるの?

Suicaには音声案内機能があるとお伝えしましたが、ほかの交通系ICカードでは利用できないのでしょうか?

まず、首都圏の地下鉄やバスを中心に利用可能な「PASMO」も、Suicaと同じように音声案内機能は利用可能です。

初期状態ではオフになっていますので、カード型PASMOは駅係員に相談すればオンにしてもらえますし、モバイルPASMOはスマホの設定からオンにできます。

モバイルPASMOで音声案内をオンにする方法

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まず、モバイルPASMOを起動して表示されたPASMOをタップ(左写真)。次に、「定期券購入・PASMO管理」を選択します(右写真)
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すると「音声案内サービス利用設定」という項目が表示されるので、これをタップ(左写真)。最後に「利用する」にチェックを入れて「変更する」をタップすれば完了です(右写真)

全国のJRの交通系ICカードでは、JR東海の「TOICA」、JR九州の「SUGOCA」などにも音声案内機能はあり、初期状態ではオフになっているので、駅でオンにしてもらいましょう。

私鉄では名古屋市営交通局の「manaca」、スルッとKANSAIの「PiTaPa」に音声案内機能があり、やはり初期状態ではオフになっています。

なお、JR西日本の「ICOCA」にも音声案内機能はありますが、こちらは初期状態でオンになっているようです。

●JR西日本「自動改札機ご利用時の案内音について」は→こちら

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ICOCAでは音声案内が初期状態でオンになっているので、カードの残高が1,000円以下、定期券の有効期間が残り14日以下では音が変わります(画像はJR西日本公式サイトより引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はSuicaの「音声案内」機能について紹介しました。残高不足や定期券の有効期限などを音で知らせてくれるのは、なかなか便利なサービスですよね。

とくにモバイルSuicaなら、自分のスマホで簡単に設定できるので、ユーザーなら、ぜひ一度試してみてください。

また、ICOCAでは最初から音声案内機能がオンになっていますが、交通系ICカードごとで音声案内機能の仕様は違うので、Suica以外のユーザーも、音声案内機能が使えるかどうか駅で確認してみるといいでしょう。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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