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少しでも安く『新幹線』に乗る方法 − 乗り鉄の筆者がオススメする小技10選

旅行や出張などで多くの人が利用する新幹線は、安全かつ速く目的地に移動できるのが大きな魅力。でも、普通列車に比べると乗車賃はけっこう高めですよね。そこで今回は、乗り鉄の筆者がオススメしたい「少しでも安く新幹線に乗る方法」を紹介します。

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(Image:Malcolm Fairman / Shutterstock.com)
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【1】「往復割引」で買う(片道601キロ以上は10%割引)

最初に紹介するのはベーシックな「往復割引」です。JRでは片道601キロ以上の場合、往復で購入するだけで10%も割引されます。

条件は“距離”のみ。たとえば、東京駅からなら「姫路駅」以西や「八戸駅」以北まで行くときに適用されるんですね。

ただし、残念ながらこの往復割引は2026年3月で終了されることになっていますので、今のうちにフル活用したいところです。

●JR東日本「往復乗車券及び連続乗車券の発売終了について」は→こちら(PDF)

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こちらが2024年12月2日に発表された往復乗車券の発売終了の告知。安く新幹線に乗りたいなら、今のうちに利用しましょう(画像はJR東日本公式サイトより引用)

【2】えきねっとの「トクだ値」を使う(5~35%割引)

新幹線をよく利用する人ならご存じでしょうが、JR東日本の予約サイト「えきねっと」では、割引サービス「トクだ値」が利用できます。

「トクだ値14」は14日前までの予約で25~35%割引、「トクだ値1」は直前予約でも5~10%割引が受けられます。

ただし、対象列車や座席数に限りがありますし、利用するには「えきねっと」の無料会員登録とICカードの登録が必要になる点はご注意ください。

●【公式】えきねっと「新幹線eチケット(トクだ値)・特急トクだ値」は→こちら

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トクだ値は最大30%も割引されます。旅行や出張の予定が決まったら、すぐに予約しましょう(画像はえきねっと公式サイトより引用)

【3】「スマートEX」を使う(200円引~25%割引)

「スマートEX」はオンライン予約とチケットレスが特徴的なサービス。現在、JR東海とJR西日本、JR九州が運営しています。

まず、会員登録(無料)とクレカ+ICカードの登録をすれば通常の予約で200円引になります。さらに「EX早特」シリーズを活用すれば、15~25%割引になることがあります。

早特は「EX早特1」「EX早特3」「EX早特7」「EX早特21」「EXファミリー早特7」の5種類。それぞれ、前日まで、3日前など予約日が基準となっています。

EXファミリー早特7は2名以上同時に予約することが条件で、ひかりとこだまのみ利用可能です。ただし、対象区間は東海道、山陽、九州新幹線だけで、北陸新幹線では利用できません。

早特は非常に人気が高くすぐに売り切れるので、早めの予約が鉄則になります。

なお、スマートEXを利用するには無料の会員登録とクレジットカード、交通系ICカードの登録が必要となります。チケットレスで簡単に座席変更などができるので、頻繁に新幹線を利用する人にとって便利でお得なサービスです。

●【公式】スマートEXは→こちら

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「早特」は5種類ありますが、どれも人気なのでなかなか予約が取れません(スマートEX公式サイトより引用)

【4】e5489の「スーパー早特きっぷ」を買う(30~35%割引)

JR西日本の予約サービス「e5489(いいごよやく)」では、14日前までの予約で最大35%割引になる「スーパー早特きっぷ」が利用できます。

●【公式】e5489公式サイトは→こちら

たとえば、新大阪-鹿児島中央では通常2万2,820円が1万6,970円に。大幅な割引になりますが、人気が高いため発売開始直後から混み合うことも……。旅行や出張の予定が決まったら、早めに確保しておきましょう。

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こちらは、1カ月前のJR新大阪-JR鹿児島中央のスーパー早特ですが、すでに△(のこりわずか)状態。人気の高さがうかがえます(画像はe5489公式サイトより引用)

【5】お得なクレジットカードを使う(5~10%割引)

新幹線に安く乗るには、割引きっぷだけでなく決済方法にも注目です。

たとえば、JR東日本の「ビューカード」なら、えきねっとでの新幹線eチケット利用で最大10%還元。JR西日本の「J-WESTカード」も、e5489やスマートEXで最大5%還元が受けられます。

年会費は多少かかりますが、新幹線に頻繁に乗る人なら簡単に元が取れるでしょう。

●【公式】JR東日本「ビューカード」は→こちら
●【公式】JR西日本「J-WESTカード」は→こちら

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ビューカードにはSuica機能も搭載されており、定期券代わりにもなります。新幹線eチケットで5%還元されるのはお得です(画像はビューカード公式サイトより引用)

【6】旅行会社などの「新幹線+ホテルパック」を使う(20~30%割引)

新幹線は旅行会社が販売する「新幹線+ホテルパック」を利用すると、総額で20~30%お得になることがあります。

これらのツアーパックはJTB、JR東海ツアーズ、日本旅行、じゃらんなど主要な旅行会社で予約可能。宿泊込みの旅行を計画している場合は、個別に購入する場合と比較してみるといいでしょう。

●【公式】JTB「新幹線・JR+ホテル パック・ツアー」は→こちら
●【公式】JR東海ツアーズは→こちら
●【公式】日本旅行は→こちら
●【公式】じゃらんは→こちら

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こちらがJTBの「新幹線・JR+ホテル パック・ツアー」。新幹線の予約と宿が一緒に取れるので、非常にお得で便利です(画像はJTB公式サイトより引用)

【7】遅い新幹線を使う(15~30%割引)

新幹線には「ぷらっとこだま」をはじめとする、遅い列車を利用することで割引になるサービスがあります。

たとえば、東京-新大阪間をのぞみの指定席で行くと1万4,520円ですが、こだまを利用すると1万1,110円で3,410円もお得になります。

とはいえ、のぞみなら2時間30分以下のところ、こだまでは4時間程度はかかりますので、時間に余裕があって価格を優先したい場合に利用するといいでしょう。

これ以外にも「行こっか!こだま」「バリ得こだま・ひかり・つばめ」など、各社で類似のサービスを提供していますので、調べてみるといいでしょう。

●【公式】JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま・行こっか!こだま」は→こちら
●【公式】JTB「トクトク!ひかり・こだま」は→こちら
●【公式】日本旅行「バリ得こだま・ひかり・つばめ」は→こちら

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「ぷらっとこだま」は東京-新大阪間のこだまに安く乗れるサービス。ただし、乗車時間は4時間ほどかかります(画像はJR東海ツアーズ公式サイトより引用)

【8】始発列車なら自由席を使う(10~40%割引)

新幹線には自由席、指定席、グリーン席、グランクラスの4種類があります。当然、自由席がもっとも安く、指定席と自由席で1.1倍ほどの価格差となっています。つまり、指定席ではなく自由席にするだけで10%ほどお得に乗れるんですね。

もちろん、確実に座席を確保するときは指定席を予約するのがオススメですが、始発の新幹線なら指定席を予約しなくても、ほとんどの場合で座席を確保することが可能です。

たとえば、東京駅は全列車の始発駅なので、30分ほど前からホームに並べば、わざわざ指定席を取らなくても座れる可能性が高いでしょう。

ただし、GWやお盆、年末年始のピーク期間ではのぞみが全席指定になるので、この方法は使えません。また、京都駅など中間駅から利用する場合は混雑が激しいため、指定席を取るほうが安心です。

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京都駅はインバウンドの影響で混雑する駅のひとつ。ここで自由席に座れる可能性は低いので、指定席を予約したほうがいいでしょう(画像はPhotoACより)

【9】シニア向け割引サービスを活用(20~30%引)

JR各社では高齢者向けの割引サービスが充実しています。代表的なのはJR東日本の「大人の休日倶楽部」とJR西日本の「JR西日本ジパング倶楽部」の2つ。

まず、大人の休日倶楽部は50歳から入会できる「大人の休日倶楽部ミドル」があり、年会費は2,624円ですが、JR東日本とJR北海道のきっぷが常に5%オフになります。

また、65歳から入会できる「大人の休日倶楽部ジパング」は、年会費が4,364円かかりますが、JR東日本とJR北海道のきっぷが常に30%オフで買えるんです。

一方、JR西日本ジパング倶楽部は65歳以上が入会可能で、年会費は3,840円かかりますが、JR西日本のきっぷがネット購入で常に30%オフに。しかも、全国のJRのきっぷが年間20回まで最大30%引で買えます。

これらのサービスは年齢制限があるため、誰でも利用できるわけではないのですが、条件をクリアできる年齢になったら積極的に利用たいところですね。

●【公式】大人の休日倶楽部は→こちら
●【公式】JRおでかけネット「JR西日本ジパング倶楽部」は→こちら

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常に「ミドル」で5%オフ、「ジパング」で30%オフになるのはかなりお得! 条件をクリアできる年齢になったら加入を検討しましょう(画像はJR東日本公式サイトより引用)

【10】「学生割引」で買う(乗車券のみ20%割引)

実は、新幹線にも学生割引があります。対象はJR指定の中学校・高校・大学・専門学校に在籍する生徒で、片道100km以上の乗車券が20%割引になります。

ただし、特急券は対象外なので、実際の割引率は11~15%程度になりますが、それでもかなりお得でしょう。

しかも、この学生割引は「往復割引」と併用することも可能です。たとえば東京-博多間を学生が往復する場合、通常4万7,620円のところが約3万9,700円と約17%もお得になるんですね。

学生割引を利用するには学校で学割証を発行してもらい、みどりの窓口で提示すればOKです。

もちろん、新幹線を学割で利用する人はそれほど多くないかもしれませんが、乗車券のみでも20%割引になるのは大きなメリットです。

●JR東日本「■第2編 旅客営業 -第2章 乗車券類の発売 -第2節 普通乗車券の発売」は→こちら

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もし、学生割引で新幹線を利用する場合は、片道100km以上の乗車券が20%割引になります(写真はイメージです)(Image:Shutterstock.com)

まとめ

いかがでしょうか? 新幹線は速くて便利な移動手段ですが、筆者のような乗り鉄が年に何度も利用していると、少しでも安く利用したいと感じます。

とくに、えきねっとのトクだ値や自由席の活用、お得なクレジットカードの利用などは、筆者自身もよく活用しています。皆さんも新幹線を利用する際には、ぜひ少しでもお得な方法を探してみてください。

※サムネイル画像(Image:Malcolm Fairman / Shutterstock.com)

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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