自動販売機やコンビニ、ATMの手数料など、日常のささいな出費は「ラテマネー」と呼ばれる。AI家計簿アプリ「ワンバンク」の広報事務局は、食品や日用品などの価格高騰が続く昨今の状況を受け、「ワンバンク」ユーザー218人を対象に「ラテマネーに関する調査」を実施。人々のラテマネーに対する意識や実態について紹介していく。

年間で16万円以上のラテマネーが発生している!?

「ラテマネー」はアメリカの資産アドバイザー、デヴィッド・バック氏が提唱したもので、日々の小さな無駄遣いを見直すきっかけとして注目されている概念だ。今回の調査で、AI家計簿アプリの「ワンバンク」を利用し始めてから、ラテマネーの存在や「こんなことに、こんなにお金を使っていたのか」と知ったユーザーはどれくらいいたのかを確認したところ、約半数がアプリの利用で知ったということが明らかになった。

また、実際にユーザーがラテマネーにどれだけ支出しているか調査したところ、男性の月平均が12,762円、女性は男性の1.1倍の14,202円と判明。

少し額の高かった女性にフォーカスし、「既婚女性、未婚女性別」で調査したところ、未婚女性は既婚女性より1.1倍高い14,350円だった。
男女差などはあるものの、改めてラテマネーを見える化すると、予想以上に痛い出費であることが分かる結果となった。
日常生活で、ラテマネーにつながる消費行動とは?

日常生活の中でラテマネーにつながってしまう消費行動について、男女別の調査結果を見てみよう。男性は、コンビニや外食での衝動買いが62.7%と最も多く、この回答は女性も同様に66.0%と最も多いことが分かった。ところが、飲み物やATM手数料、交通費などの細かな出費に関しては、男性が40.7%であるのに対し、女性は10.6%程度で30%近くの差分があると判明。男女でラテマネーにつながる消費行動には大きな違いがあることが分かった。

ラテマネーに気づいたことで、生活や行動に変化が生まれた人について調査したところ、61.8%が「変化した」と回答。これをきっかけに、日常の出費を見直してみるのも有効だろう。
出典:【株式会社スマートバンク | ワンバンク】
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