アニメや漫画のキャラクターで「こんな人が上司なら楽しく仕事ができそうだ」と感じたことがある人も多いだろう。「ミツカル学び」がZ世代を対象にアンケート調査をした結果、上司にしたいキャラクターにランクインしたのは、鬼滅の刃や呪術廻戦、ワンピースなど有名作品のキャラクターが並ぶ結果となった。

上司にしたいキャラクター1位は「煉獄杏寿郎」

株式会社イードが運営するWebメディア「ミツカル学び」は、2025年10月21日~27日、主にZ世代にあたる18歳~30代前半の472人を対象に「アニメ・漫画キャラクター」に関するアンケート調査を実施。
アニメや漫画の人気の作品から上司になってほしいと思うキャラクターを尋ねると、1位は『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎(31.6%)、2位は『呪術廻戦』の五条悟(23.1%)、3位は『進撃の巨人』のリヴァイ(13.8%)。続いて、4位に『ワンピース』のルフィ(12.5%)、5位は『推しの子』のアクア(7.8%)と『ハイキュー!!』の日向翔陽(7.8%)が同率で並び、6位は『東京リベンジャーズ』のマイキー(3.4%)となった。
ランクインしたキャラクターたちの魅力として、「リーダーシップやカリスマ性」「どんなトラブルや困難も乗り越える」「人を見捨てない」「周りを元気にさせる」「頭の回転が速い」「努力を怠らない」「やさしい」などの意見が挙がった。


先ほど上司になってほしいと選んだキャラクターたちは、なぜ上司に相応しいと思うのかを尋ねると(複数回答可)、「人として付いていきたくなる魅力を感じる」28.4%で最多、次いで「職場が明るくなり、楽しく仕事できそう」16.5%、「ミスをしても責任を取ってくれそう」15.8%、「親身に相談に乗ってくれそう」14.4%などの意見が寄せられた。キャラクターが持つ能力や統率力といった人間性に焦点を当て、目指すべき姿を示せる人物を「理想の上司」と考えるようだ。
上司に求める理想のタイプは「冷静沈着で判断力がある」

続いて上司にするならどのようなタイプが理想なのかを尋ねると、最も多かったのが「冷静沈着で判断力がある(五条悟タイプ)」23.3%で、次に「熱血で引っ張ってくれる(煉獄杏寿郎タイプ)」21.6%、「面白く明るく和ませてくれる(ルフィタイプ)」17.6%などが挙がった。

実際の職場において、上司に求める理想のコミュニケーションやマネジメントスタイルを尋ねたところ、最も多かった回答が「失敗を責めず次に活かす姿勢がある」23.3%で、心理的安全性を重視する傾向が読み取れる。次に「こまめにフィードバックをしてくれる」22.1%で育成やコーチング型、「1on1で寄り添って相談に乗ってくれる」17.5%でサポート型、「チームを盛り上げて雰囲気を良くする」14.1%でムードメーカー型などが続いた。
Z世代が上司に求めているのは、リーダーシップやカリスマ性を持つ「人間性」を掲げる一方で、実際の職場環境では、働きやすさや現実的な「サポート力」の重要性を冷静に見極めていることが示唆される。
いずれも上司の存在が部下の仕事のモチベーションや生産性に大きく影響すると考えられ、日頃からコミュニケーションの在り方を見直し、アップデートしていくことが重要だろう。
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