パートナー探しのツールとして定番のマッチングアプリ。子ども家庭庁の2024年ウェブ調査によると、配偶者との出会いのきっかけとして、既婚者の4人に1人はマッチングアプリと回答している。では、デジタルデバイスに慣れ親しんでいるZ世代のマッチングアプリの利用状況はどうだろうか。Webメディア「otalab」を運営する株式会社アップデイトの「Z世代のマッチングアプリに関する意識調査」を見てみよう。
Z世代の約6割がマッチングアプリの利用経験あり
アンケートは2024年12月18日から24日、全国の18歳から28歳までの男女723人を対象に、インターネット調査で実施された。「マッチングアプリを利用したことがあるか」という質問では、58%が「ある」と回答。つまり、2人に1人以上はすでに利用経験があり、Z世代の中で、マッチングアプリの利用は一般的になってきていることがわかる。
続いて、マッチングアプリに対するイメージを尋ねたところ(3つまで複数回答可)、最も多かった回答は「恋人を探せる」で45.9%、次いで「結婚相手を探せる」が26.4%、「普段縁のない人と出会える」が25.7%だった。一部、「不純な遊び目的の人が多そう」(25%)といった慎重な意見が見られたものの、多くのZ世代がマッチングアプリに対して肯定的なイメージを持っていることが明らかになった。
では、実際にマッチングアプリを利用して、交際に発展した人はどれくらいいるのだろうか。
マッチングアプリ利用者の4人に3人は交際に発展!
次に、「マッチングアプリを利用して、交際に発展した経験はあるか」と尋ねたところ、73%が「交際に発展した経験がある」と回答。はじめから恋愛目的で交流する人が多いからか、マッチングアプリ利用者の4人に3人は交際に至った経験があることが明らかになった。この結果から、パートナー探しのひとつの方法として、マッチングアプリを利用できると言えそうだ。
では、どのようなマッチングアプリが選ばれているのだろうか。回答者が利用したことのあるマッチングアプリをすべて選んだところ、1位「with(ウィズ)」で48.9%、わずかな差で2位の「Pairs(ペアーズ)」が47.3%、3位が「tapple(タップル)」で38.0%と続いた。いずれも、累計登録者数が多いメジャーなマッチングアプリに人気が集中した。
最後に、「マッチングアプリを選ぶ際に重要視する点」を尋ねたところ(3つまで選択可)、最も多かった答えは「知名度の高さ」(48.9%)で、次いで「会員数の多さ」(34.7%)だった。また、2割以上の人が「安全性/信頼性の高さ」「知り合いが利用しているか」「口コミ/評判の良さ」と回答しており、安全や安心感を求めている人が多いことも明らかになった。
多くの出会いが期待できるマッチングアプリだが、商品やサービスの勧誘、また恋愛・結婚目的を装って近付き、甘い言葉をかけて相手から金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」にも利用されている。被害に遭わないように、利用者は慎重にサイトや相手を選ぶことに注意が必要です。
出典元:【otalab】