手数料の安さや利便性の高さが魅力のネット銀行。さまざまなサービスを提供して顧客の獲得を図っているが、どのネット銀行が人気なのだろうか。ウェブメディア「債務整理相談ナビ」を運営するcielo azulが調査した「ネット銀行の利用における地域・年代ごとの違い」についてのアンケート結果を見てみよう。
ネット銀行ランキング1位は、取引ごとにポイントがたまる楽天銀行
調査は2024年12月26日～2025年1月3日、20代から60代の男女1046人を対象に実施された。利用しているネット銀行を尋ねたところ、関東地域では、「楽天銀行」と回答した人が122票と最も多く、全ての世代で1位を独占。2位は「住信SBIネット銀行」（59票）、3位はPayPay銀行（56票）と続いた。
関西でも、1位は楽天銀行（68票）だった。次いで人気が高かったのはPayPay銀行（44票）、住信SBIネット銀行（22票）という結果となった。東北や中部、九州など他の地域でも調査が行われたが、どの地域でも楽天銀行が最も票を集めた。楽天市場との連携やポイント還元制度の充実、ATM提携先が多いことなどのメリットがユーザーの心を掴んでいるのかもしれない。
また、若年層を中心に支持を集めたのは、さまざまなキャッシュレス決済と連携できるPayPay銀行。そのほか、ATM手数料や他行の振込手数料の無料回数の多さが魅力の住信SBIネット銀行が関東で特に人気を集めているようだ。
ネット銀行の懸念事項1位セキュリティの不安、2位 窓口対応なし
ネット銀行にはさまざまなメリットがあるが、利用者の中には、実際に使ってみてデメリットを感じている人もいるようだ。「ネット銀行を利用する際、不便に感じる点」について尋ねたところ（複数回答可）、関東や関西、東北エリアなどは 「セキュリティ不安」 と回答した人が最も多く、北海道や中国地方では「窓口対応がない」 が最多だった。
セキュリティについては、ネットバンキングの不正ログインによる被害が多発していることもあってか、多くの人が危機感を募らせているようだ。各ネット銀行はワンタイムパスワードや生体認証、2段階認証など、さまざまな認証サービスを取り入れているものの、ネット情報を盗み取るサイバー攻撃も増えており、イタチごっこの状況だ。
ただ、ネット銀行に限らず、他行でもインターネット取引において同様のケースは起きており、ネット上での金銭のやり取りはリスクが伴う。利用者自身が「スマホにセキュリティソフトを入れる」「公共のWi-Fiネットワークに接続しない」「パスワードを使いまわさない」など、少しでもリスクを減らすように努めるしかなさそうだ。
出典:【債務整理相談ナビ】
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