楽天ポイントやPayPayなど、あらゆる企業が発行するポイントサービス。今や「ポイ活」というワードが生まれるほど、世間的にもポイントサービスは有効利用されている。IoTコンサルティングによる現代のポイ活事情の調査結果から、もっとも人気のポイントサービスや貯めたポイントの活用方法について紹介していく。

ポイント人気1位はクレジットカードでおなじみのあのサービス

男女530人が対象のポイ活事情の調査結果を見ると、今もっとも人気のポイントサービスが判明。全体の52.6%を占め、圧倒的1位に輝いたのは「楽天ポイント」だ。クレジットカードとしても楽天カードは非常に人気が高く、過半数の票を獲得し、1位に。楽天市場の継続的な人気と拡大、ポイントの付与倍率などが大きく起因しているのではないだろうか。
次いで200票ほど差が開いて2位にランクインしたのは「PayPayポイント」だ。QRコードで支払えるキャッシュレス決済PayPayは、ポイント還元率の高さや取り回しの良さ、ポイントを使った資産運用ができる点も高い評価を受ける要因だと推測される。
3位には「dポイント」がランクイン。こちらはd払いなどのキャッシュレス決済で貯められるサービスだ。以降はイオン系列の「WAONポイント」、ローソンやじゃらん、ゲオなどで貯まる「Pontaポイント」、2024年に「Tポイント」から統合された「Vポイント」などが続いた。また、ポイントサービスを利用していないのはたった2人だけだったことから、多くの人々は何らかのポイントサービスを日常的に利用していることが分かる。
ポイント選択の決め手とは?ポイントはどんなことに使われる?

1番人気は楽天ポイントという結果となったが、はたしてポイント選びにおける決め手はどこにあるのだろうか。ポイント選択の決め手を調査したところ、「獲得しやすさ」「使いやすさ」「還元率の高さ」「利用できる店舗やサービスの多さ」が選ぶ理由として大きな割合を占めていることが判明。実際、ポイントサービスの上位にランクインした楽天ポイントやPayPayポイントは、この4つの決め手を高い水準でクリアしている。月に貯めているポイントについても尋ねると、おおよそ100ポイント~3,000ポイント未満が大多数を占めていることが分かった。

ではポイントの使い道についてはどうだろう。全体の3割以上が「日用品・食料品」にポイントを使っているということが明らかになった。ポイント自体は一気に大きく貯まることも少ないため、日常的に消費する程度の金額に利用するのがちょうど良いのかもしれない。次いで割合は大きく下がるものの「ポイント投資」や「飲食店」がランクインする結果となった。
今後も人気が続くであろうポイ活。サービスの競争だけでなく、資産運用など、ポイント活用方法の展開にもぜひ注目していきたいところだ。
出典:【株式会社IoTコンサルティング】
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