買い物や飲食店などで支払いをする際、スマホ決済を利用する人は多いだろう。決済時にポイントが貯まるサービスはもちろんだが、他にも“あったらいいな”と思うサービスはあるだろうか。アイリッジは「スマホ決済に関する調査」を実施。年代・男女で求めているサービスが見えてきたので紹介します。

利用しているキャッシュレス決済は「QR・バーコード決済」が70%で最多

アイリッジは、2025年1月28日~1月31日、スマホ決済を利用している20歳~69歳の男女8,802人を対象にスマホ決済に関する事前調査を行い、そのうちスマホ決済を利用していると回答した330人を対象に、さらに詳細な利用実態調査を実施。
現在利用しているキャッシュレス決済は何かを尋ねると(複数回答可)、「QR・バーコード決済」が70%と最も多く、次いで「クレジットカード」が67%、「カード式のタッチ決済」が43%、「スマホの電子マネー」が33%という結果だった。QR・バーコード決済とスマホの電子マネーを含む「スマホ決済」は全体の約93%に達しており、高い浸透率を誇る。年代別に見ると、どの年代でもQR・バーコード決済の利用率が60%を超えるが、クレジットカードは年代が上がるにつれ、利用率が高い傾向にあることが見て取れる。最も利用されているスマホ決済はPayPayで、どの年代でも高い利用率を誇る。
これだけ多くの人に利用されるスマホ決済だが、ポイントが貯まること以外に、どのようなサービスがあるといいと感じているだろうか。
スマホ決済に「地域独自のデジタル特典やクーポンが“あったらいいな”と思う」が男女とも最多

スマホの決済にポイントサービス以外に“あったらいいな”と思うサービスについて、いくつか尋ねた。男女とも、地域独自のデジタル特典やクーポンがもらえるサービス(例えば、イベント参加や商店街の割引)を希望する割合が最も多かった。
ほかには「ふるさとや住んでいる地域の活性化に繋がる」サービスや、「ふるさとや地域の寄付に繋がる」もの。「地元のスポットやお店の情報が得られる」といった項目では、女性よりも男性のほうが選択している割合が高かった。この結果から、男性のほうが地域との繫がりなどプラスアルファのサービスに対する関心が高く、女性は今すぐ利用できる直接的なメリットのほうを重視する傾向にあることがうかがえる。
実際に地域独自の特典があれば利用する人も増え、地域活性化に繋がる可能性もある。スマホ決済の新たなサービスとして期待したい。
出典:【株式会社アイリッジ】
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