日本のデジタルメディアでは、新しいサービスやコンテンツが日々生まれています。では、2024年の利用動向に変化はあるのでしょうか。今回は、2024年の日本におけるトータルデジタルでのインターネットサービス利用ランキング「Tops of 2024: Digital in Japan」をご紹介します。
「Google」「Yahoo! JAPAN」「LINE」のリーチは人口の60%以上
ニールセン デジタル株式会社は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のデータをもとに、2024年の日本におけるトータルデジタルでのインターネットサービス利用ランキング「Tops of 2024: Digital in Japan」を発表。
まずはじめに「2024年 日本におけるトータルデジタル利用者数とリーチ」を調査すると、昨年と同じく「Google」「Yahoo! JAPAN」「LINE」が上位にランクインしました。3サービスとも利用者数が8000万人を超えており、人口の60%以上にリーチしていることがわかります。なお、新たにTOP10に加わったのは、利用者数3859万人の「Mercari」でした。
利用時間シェアの1位は「YouTube」に
次にトータルデジタルのGRPや利用時間シェアを調査すると、利用者数、リーチの調査では4位だった「YouTube」が、GRP・利用時間シェアともに1位を獲得しました。利用時間シェアにおいては、2位の「LINE」と26%と大きく差が出ています。
また、GRPでは「SmartNews」が9位、利用時間シェアでは「TikTok」が6位にランクインするなど、リーチTOP10にはランクインしていなかったサービスが上位にランクインしていることも明らかになっています。
本調査から、23年同様「Google」「Yahoo! JAPAN」「LINE」のリーチが高いことが明らかになりました。一方、GRP・利用時間シェア1位となったのはリーチで上位にランクインしなかった「YouTube」。このことから、マーケティング担当者は利用者数やリーチに関わらず、GRP・利用時間シェアへの着目も必要だと言えるでしょう。利用動向の変化は社会ニーズの変化ととらえ、デジタルマーケティング戦略を立てる必要があるのかもしれません。
出典元:【ニールセン デジタル株式会社】