2025年2月19日にiPhone 16eが発表されたが、それにより既存のiPhoneの販売動向に何か影響があったのだろうか? 年間25万台の携帯端末を販売している株式会社ニューズドテックの調査によると、iPhone 16e発表前と発表後で、中古iPhone端末の売れ行きに注目すべき点があったという。なんと、iPhone SEシリーズが前週同期比で260%と急激な増加が見られたというのだ。調査結果を詳しく見ていこう。
iPhone SEシリーズの販売台数が前週比260%の伸び

iPhone SEシリーズは、中古市場では長らく1位を獲得したiPhone 8シリーズの後継機となり、ボタンの使いやすさやコンパクトなデザイン、シンプルな機能が多くのユーザーに支持されてきた。ニューズドテックが運営するECサイト(楽天市場、Yahoo!ショッピング、バックマーケット他含む全12サイト)によるオンライン販売の結果の集計では、iPhone 16eの発表前となる2025年1月においても、iPhone販売数ランキングで1位がiPhone SE第2世代64GB、2位がiPhone 8 64GB、3位がiPhone 7 32GB、そして5位にiPhone SE第3世代64GB、7位にiPhone SE第3世代128GBとなり、トップ10以内にSEシリーズが3機種ランクインしている。
新品市場での入手が困難なこともあり、中古市場においてその需要が年々高まっていた中で、iPhone 16e発表直後、ニューズドテックが運営するECサイトでは販売台数が前週同期比で260%という急激な増加が確認されたという。その理由や現状について、ニューズドテックEC事業部責任者の松崎剛士氏は「iPhoneファンの誰もが期待していたiPhone SE第4世代。ところが発売されませんでした。発表翌日は、わが社が用意していたSEシリーズの在庫が0になるほどです。この急激な増加に対応できるように在庫の拡充を急いでいます」と語る。
2025年2月の販売数ランキングトップ3を占めたのはiPhone SEシリーズ

ニューズドテックが運営する全12サイトによる2025年2月の販売数ランキングでは、1位がiPhone SE第2世代64GB、2位がiPhone SE第3世代64GB、3位がiPhone SE第3世代128GBとなり、1月では5位だったiPhone SE第3世代64GBと、7位だったiPhone SE第3世代128GBが大きく売り上げを伸ばしたことがわかる。松崎氏は「SEシリーズがトップ3を占める状況は長く続くと見ています。2025年の中古市場の予測としては、SEシリーズが継続的に上位をキープしながら、iPhone 13に加えiPhone 14シリーズがランクインしてくると予想しています」とコメント。中古機種の購入を検討している人は、人気が沸騰して入手困難になる前に買っておいたほうが良いかもしれない。
出典:【株式会社ニューズドテック】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)