夜中の着信はなんとなく不安になるもの。ましてやそれが「非通知電話」だった場合、なおさらではないでしょうか。一体誰が、何の目的でかけてきているのか、不安になりますよね。
この記事では、夜中の非通知電話の正体と、その対処法について解説します。
夜中にかかってくる「非通知電話」の主な発信元と考えられるもの
深夜の非通知電話は「誰が」「何の目的で」かけてくるのか不安を感じる方も多いでしょう。主な発信元として4つのパターンが考えられます。
電話番号調査業者
まず考えられる発信元は、自動発信システムを使って電話番号の有効性を確認する業者。目的はその業者が大量に取得した電話番号が実際に使われているものなのか確認するためです。電話に出ても「ピー」という音だけが聞こえる場合が多く、それによって得られた情報は後に勧誘業者などに販売されることがあります。
自動音声のアンケート業者
また、自動音声によるアンケート調査を行うものがあります。これらの電話は、自動音声のため比較的判別しやすく、たとえば、住まいに関するアンケートでは、居住人数、年齢、居住地域などの個人情報を尋ねられることがあります。
これらのアンケートに安易に答えてしまうと、個人情報が漏洩するリスクがあるため、アンケートには答えず、電話を切るようにしましょう。
国際電話詐欺
近年急増しているのは、海外からの詐欺電話が非通知表示を悪用して行われるケース。同様に、機械的に不特定多数に発信する自動発信システム(ロボットコール)を使った詐欺も増え始めています。
嫌がらせ行為
個人間のトラブルやストーカー行為で非通知を悪用している可能性も考えられます。
なお、警察が介入すれば、非通知や公衆電話、さらに「飛ばし携帯」と呼ばれる不正に入手された携帯電話からの脅迫電話に対し、犯人を特定するための捜査を行うことが可能。具体的には、捜査関係事項照会という制度を通じて電話会社に通信履歴の開示を求めたり、裁判所からの令状を取って強制的に開示させることができます。これらの手段を用いることで、警察は非通知設定で電話をかけてきた人物の特定につながる情報を入手し、事件解決へと繋げることができます。
つまり嫌がらせ行為が深刻化し、脅迫行為や恐喝行為にまで発展した場合、刑事事件として捜査が可能となる可能性も十二分にあるため、警察に相談することを積極的に検討しましょう。
非通知電話を着信拒否するには?【iPhone/Android】
非通知電話を着信拒否する設定をAndroidスマホとiPhoneでそれぞれご紹介します。
なお、Androidスマホの場合は端末により操作の方法が若干異なる場合があります。
【Android】非通知電話の着信拒否方法
Androidスマホの場合の設定は以下の通りです。


【iPhone】非通知電話の着信拒否方法
iPhoneの場合の設定は以下の通りです。


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