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スマホのストレージは「128GB」で本当に足りる? 容量128GBがすでに厳しい理由

新しいスマホを選ぶ際、ストレージを重要視する人も少なくないでしょう。スマホで撮影できる写真や動画の画質が上がったり、アプリゲームの機能が充実している一方、その分データ容量を圧迫しがち。

スマホをフルに使いこなすとなった場合、ストレージは大きければ大きいほどいいもの。一方、ストレージが大きいスマホはその分値段も高くなります。

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実際、筆者は128GBのスマホを1年半ほど使っていますが、すでに113GB消費している状態です。つまり残りはわずか15GBで、使えないわけではありませんが、かなり重いです
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ストレージが圧迫されると、スマホが重くなったり、保存したいコンテンツを取捨選択しなければいけないことも。すでにスマホのストレージは「128GB」では厳しい時代なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

スマホのストレージは「128GB」ではすでに厳しい?

従来のスマホは、5万円から7万円クラスの普及価格帯の機種でも64GBから128GBが主流でした。2万円台の廉価モデルでも128GBストレージを搭載する機種が増え、5万円から7万円クラスの普及機種では256GBの容量を持つモデルも登場し始めています。

その背景には「128GB」はスマホを快適に使えるギリギリの容量であるという認識がメーカー側にもユーザー側にも広がりつつあることが挙げられるでしょう。

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

スマートフォンのストレージ容量は、表示されている全てをユーザーが自由に使えるわけではありません。OSやプリインストールアプリが一定の容量を占有しています。システムや基本アプリが占める割合を除くと、購入時点でもユーザー側が自由に使える容量は90GBから100GB程度となるケースが多いです。

すると数年程度スマートフォンを使うと「写真・動画」「ゲーム・コンテンツ(音楽など)」や関連するキャッシュの蓄積などによって容量は年々逼迫し、4年ほどが経過するころには容量不足に至る場合があります。

こうした問題点は「1年から2年でスマホを買い替える」ならば気にならないことも多いです。ただし近年はスマホそのものが高騰傾向にあり、なおかつOSアップデート期間の長期化傾向も強まっているため4年程度スマホを使うのも珍しいことではなくなっています。

すると、「4年後も見越した容量のチョイス」は重要な点と言えるでしょう。4年後も見越したチョイスとしてはすでに128GBは厳しいと言えます。

128GB以上の容量が求められることが増えた理由

スマホに128GBの容量が求められるようになった理由を解説します。

写真・動画の高画質化

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

スマートフォンのカメラ機能は年々向上し、誰でも手軽に高品質な写真や動画を撮影できるようになりました。しかし、高画質化はデータ容量の増大を意味します。例えば、4K画質やフルHDでも60fpsといった高設定で動画を撮影すると、わずか1分程度でも数百MBの容量を消費することがあります。日常的に写真や動画を撮影するユーザーにとって、128GBのストレージはあっという間にいっぱいになってしまう可能性があります。

アプリやゲームの高機能化

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

日常的に利用するアプリも機能追加やアップデートを重ねることで大容量化しています。特にSNSアプリは多機能化・ポータル化が進んでおり、例えばLINEはメッセージ機能に加え、ニュース閲覧や決済機能なども統合され、トーク履歴内の写真や動画も含めると数GBを消費することも珍しくありません。さらに、近年のスマートフォンゲームは、美麗なグラフィックや膨大なデータ量を特徴とするものが増えています。

大容量ゲームを複数インストールしたり、アップデートや追加コンテンツをダウンロードしたりすると、128GBのストレージではすぐに容量不足に陥る可能性があります。スマホゲームを日常的にプレイしており、なおかつ「4年後」も見越した端末選びを行うならば1TBモデルのスマホを選ぶことすらすでに現実的な選択肢でしょう。

外部ストレージ(SDカードなど)を持たないスマホの増加

かつてAndroidスマートフォンではmicroSDカードによるストレージ拡張が一般的でしたが、近年では特にハイエンドモデルを中心に、microSDカードスロットを搭載しない機種が増加しています。

128GBのモデルを今後も選ぶ場合は、事前に外部ストレージによる拡張が可能な機種を慎重に見極めて購入する必要があるでしょう。

128GBで足りるケース・足りないケース

128GBのストレージが足りるかどうかは、スマホの利用スタイルによって大きく異なります。

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

利用用途が電話、メール、SNS閲覧、検索といった最低限の使い方をしていて大容量のゲームをしない場合、さらに写真や動画を撮影したとしても本体には残さずにこまめにクラウドにアップする習慣があり、音楽などもストリーミングで楽しんでいる場合は128GBでも十分でしょう。

一方で、4K動画や高画質写真を頻繁に撮影する人、大容量ゲームや動画編集アプリを複数使う人、オフラインで音楽や動画を大量に保存したい人には128GBは不足しがち。このような場合は、256GB以上のモデルを選ぶのが安心です。

ストレージ容量は何GBをそもそも選ぶべき?

ストレージ容量の選び方は、自分の利用スタイルを冷静に見極めることが重要です。128GBは標準的な容量で、SNSやウェブ閲覧、軽めのアプリ利用が中心の人には十分です。しかし、写真や動画の保存が多い、ゲームやアプリをたくさん使う、長期間同じスマホを使い続けたいという方は、256GB以上を選ぶことで容量不足のストレスから解放されます。長い動画を編集して撮影する、大容量ゲームのプレイがメインといった場合は1TBも視野に入ってきます。

クラウドストレージの活用も有効ですが、通信環境やクラウドの容量制限を考慮し、余裕を持った容量選びを心がけましょう。

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

スマホライフPLUS編集部

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