スマホやクラウドストレージの普及によって手軽に写真を残せるようになった現代。その一方で写真をどのような形で整理し残したらよいか、なかなか手が回らずにスマホの中に残したまま…という人も多いのでは。アスカネットによる「写真整理についての意識調査」の結果から、家族写真の整理状況や、どのような写真整理を希望しているのか見てみよう。
家族の思い出写真はどう整理する？ 7割近くが「写真整理難民」
アスカネットは、2025年5月16日～5月17日、20歳～60歳の男女597人に、「写真整理についての意識調査」を実施した。家族の写真を整理できているかという質問に対し、「いいえ」が66.8％、「はい」が22.6％、「整理の途中」が10.6％となった。
写真の整理ができていない要因として「面倒だから」「時間がないから」が約半数を超える。そのほか「膨大な写真がある」「整理の仕方が分からない」「紙媒体と電子データが混在している」といった意見も。スマホで簡単に撮影できる利便性はあるものの、溜まっていく写真の整理は心理的にも物理的にも負担になっているようだ。
こういった写真などのデータは、故人のデジタル遺産としてその処分や管理方法に悩むケースが多い。そのため「デジタル終活」として先に整理を進めておくことを希望する人が増えている。
将来、遺品整理として写真をどのように考えるかと尋ねると、「すべて削除する」「デジタルデータで保存」「フォトブック/アルバムにまとめる」といった意見が上位に挙がった。では、なぜそのように思うのか。
「デジタル終活」の多くは「家族に迷惑をかけたくない」という理由が最多
自分がこれまで撮影した写真は「家族に迷惑をかけないように整理しておきたい」が37.2％と最も多く、「大事な写真なので捨てられない」が26.6％、「クラウドに残すのは怖い」が11.4％、「自分の生きた証を残したい」が9.7％、「たくさんあるアルバムを一冊にまとめたい」が9.5％という結果になった。
写真をどのような形で残しておきたいか、はたまた断捨離したほうがよいのか、一度考えておきたいところだ。今はデジタルデータとして残す方法もあれば、フォトブックなど手に取れる形で残す方法もある。膨大なデータを整理するのは手間がかかるものだが、いずれも生前のうちに少しずつ進めておくことが自分自身にとっても、家族にとってもベストな方法なのかもしれない。
出典:【株式会社アスカネット】
※サムネイル画像（Image:Shutterstock.com）
