スマートフォン市場の競争が激しさを増す中、じわじわと支持を広げているのがGoogle製の「Pixel」シリーズだ。NEXERとダイワンテレコムの調査によると、Pixelユーザーの約2割が3年以上にわたって同シリーズを使用しているという。高い満足度と継続利用の背景には、どのような理由があるのだろうか。調査結果を詳しく見ていこう。

継続使用を後押しするのは使いやすさと安心感

NEXERとダイワンテレコムは、2025年5月23日~6月1日にかけて、「Pixelのスマホを使用したことがある」と回答した全国の男女82人を対象に「Pixelのスマホに関するアンケート」を実施。Pixelのスマホを何年ほど使っているか(使っていたか)の調査では、合計で20.8%の人が「3年以上」継続して使用または使用経験があると回答した。また、Pixelのスマホを選んだ理由として、「品質と価格のバランスが良い」「カメラの性能が良さそうだった」「デザインがシンプルな感じが好き」「グーグルが作ったスマホなら絶対使いやすそうと思ったから」といった声があがり、手ごろな価格で高機能な点はもちろんだが、単なるスマホのスペックを超えたGoogleに対する信頼感も選ばれる要因となっているようだ。

さらに、「現在もPixelのスマホを使用しているか」という問いには、82.9%が「使用している」と回答。理由として、「使いやすく不満がない」「機種変更の必要性を感じない」「Googleアカウントとの連携でデータ移行が楽」といった意見が並んだ。注目すべきは、購入前と実際の使用後のギャップが少ないといったユーザー満足度の高さだ。スペックやブランドだけでなく、実感としての使いやすさがユーザーの継続使用を後押ししているといえそうだ。
スマホを資産と捉えるユーザーも?下取り・買取の検討理由とは

Pixelの使用満足度が高まる一方で、買い替えや手放し方に目を向けるユーザーも一定数存在しているみたいだ。調査では、「Pixelのスマホの下取りや買取を検討したことがあるか」という問いに対し、13.4%が「ある」と回答した。理由として、「次に買うスマホの購入資金に充てたい」「換金性が高いため」「バッテリーの劣化を考慮して2年での買い替えを見据えた」「価格が高いからこそ、下取りで価値を回収したい」といった声があがり、Pixelユーザーの一部が、スマホを消耗品ではなく資産として捉えていることが明らかになった。最新機種への乗り換えを前提に、計画的に下取りや買取を視野に入れながら使っているようだ。また、Pixelのブランドや性能が中古市場でも一定の価値を保ちやすいことも、下取りを検討する後押しになっているのかもしれない。
日常的な使い勝手の良さはもちろん、使用後の活用方法まで見据えてPixelを選ぶユーザーが少しずつ増えているようだ。スマホの買い換えを検討している人はGoogle Pixelも候補に加えてみるのもひとつの選択ではないだろうか。
出典:【ダイワンテレコム公式MAGAZINE】
出典:【ダイワンテレコム】
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