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『うちの子も…』中高生の4人に1人がスマホ被害!4割が誰にも話せない“親が知らない危険な現実”

特殊詐欺やフィッシング詐欺、Web広告などのサービスを提供する「トビラシステムズ」の調査によると、令和の中高生の4人に1人が、何らかのスマホトラブルに巻き込まれています。知らない間に闇バイトに加担したり、SNSトラブルに巻き込まれているかもしれません。しかも、中高生の4割が「誰にも相談しなかった」と答えています。これは、夏休みに親子で話し合ったほうがいいかもしれませんね……。

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(Image:Shutterstock.com)
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令和の中高生が遭遇するスマホトラブルの実態は?

今やスマートフォン(以下スマホ)は、中高生にとっても欠かせないツール。それに伴ってネットやSNSを通じた犯罪やトラブルも急増しており、SNSで気軽に「闇バイト」に応募して、若年層が加害者となっているケースもあります。

そこで、特殊詐欺やフィッシング詐欺、Web広告などの対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社では、中高生のスマホ利用状況やトラブル経験、日常利用におけるストレスなどについて、2025年8月1日~8月5日の期間で、中高生および中高生の子どもを持つ保護者を対象にアンケート調査を行いました。

あなたは自分専用のスマホを持っていますか?

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中高生が自分専用のスマホを持っている割合は93.6%。もはや、中高生にとってスマホは日常生活に欠かせないツールとして浸透しています(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

あなたはスマホを使っていて、トラブルに巻き込まれた/巻き込まれそうになった経験がありますか?

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中高生がスマホのトラブルに巻き込まれた、あるいは巻き込まれそうになったのは24.9%。中高生のおよそ4人に1人が何らかのリスクに遭遇している可能性があります(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

「スマホを通じたトラブルの経験がある」と回答した中高生で、もっとも多かったのは「知らない番号からの電話」の57.4%でした。特殊詐欺や悪質営業などの恐れがある不審な電話が、子どものスマホにも届いていることがわかります。

次に多かったのは「SNSでの炎上・ひぼう中傷・人間関係のトラブル」の31.9%で、SNSを通じた心理的な負荷やストレスが発生しているのです。

また、「偽サイトへの個人情報・クレジットカード情報の入力(27.9%)」、「使っていない有料サービスからの架空料金請求(26.3%)」など、フィッシング詐欺や架空料金請求詐欺の被害リスクも見られました。

さらに、「闇バイト」につながる恐れがある「あやしいバイトの募集や誘い(20.3%)」に遭遇したと回答した人もいます。これは恐ろしいですね。

あなたが巻き込まれた/巻き込まれそうになったトラブルの内容は?

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中高生のトラブルの内容では、「闇バイト」につながる恐れがある「あやしいバイトの募集や誘い(20.3%)」に遭遇したと回答した人もいました(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

スマホのトラブルに巻き込まれた、あるいは巻き込まれそうになった中高生のうち、43.4%が「誰にも相談しなかった」と回答しています。「親(保護者)に相談した」と答えたのは36.7%ですが、誰にも相談しない子どもが多いことが明らかになっています。

また、親(保護者)以外では「友だち」や「兄弟/姉妹」などの身近な存在に加え、「先生」や「相談窓口・ホットライン」などの第三者に相談する傾向も見られました。このことから、子どもが複数の相談先を持てるようにすることの重要性も伺えます。

スマホを通じて犯罪やトラブルに巻き込まれた/巻き込まれそうになった時、誰に相談しましたか?

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スマホトラブルに巻きまれた、あるいは巻き込まれそうになった中高生の約4割は「誰にも相談しなかった」と答えています(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

子どものスマホリスクに親が気づけていない実態も明らかに!

中高生への調査では、24.9%(約4人に1人)が「スマホを通じてトラブルに巻き込まれた または 巻き込まれそうになった経験がある」と回答しました。

その一方、中高生の保護者に「子どもがスマホを通じて犯罪やトラブルを経験したことがあるか」と尋ねたところ、「ある」と答えたのは13.6%しかなく、子どもの「トラブル経験あり」の回答のおよそ半数にとどまっています。

さらに、「わからない」と答えた人も6.4%おり、保護者が子どものリスクを把握しきれていない可能性を示しています。

この結果から、実際にスマホを通じた犯罪やトラブルと隣り合わせの子どもの実態と、保護者の認識との間にギャップが存在していることがわかります。

あなたの子どもは、スマホを通じて犯罪やトラブルに巻き込まれた/巻き込まれそうになったことがありますか?

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中高生の保護者に「子どもがスマホを通じて犯罪やトラブルを経験したことがあるか」と尋ねたところ、「ある」と答えたのはわずか13.6%でした(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

中高生に対して「スマホ利用中に表示されるインターネット広告に対してどう感じるか」を尋ねたところ、「非常にストレスを感じる」が33.6%、「ややストレスを感じる」が47.1%で、合計80.7%の人が「ストレスを感じる」と回答しました。

中高生の8割がインターネット広告に対してネガティブな感情を抱いていることがわかります。

スマホ利用中に表示されるインターネット広告に対して、あなたはどう感じますか?

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中高生の約8割が「ネット広告非常にストレスを感じる」、あるいは「ややストレスを感じる」と回答しました(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

中高生に対して「不快に感じるインターネット広告」の種類を聞いたところ、1位は「詐欺やフェイクのような広告(71.5%)」、2位が「性的なコンテンツの広告(53.9%)」となりました。

一方、保護者に対して「子どもに見せたくないインターネット広告」の種類を尋ねたところ、1位は「性的なコンテンツの広告(78.8%)」、2位は「暴力的なコンテンツの広告(69.2%)」でした。

中高生が不快に感じている広告と、保護者が子どもに見せたくない広告の上位は、順位は異なるものの「詐欺やフェイクのような広告」「性的なコンテンツの広告」「グロテスクなコンテンツの広告」「暴力的なコンテンツの広告」となっています。

この結果から、子どもが実際に広告を見て感じている不快感と、保護者が感じる「子どもに見せたくない」という感覚が、おおむね一致していることがわかりました。

不快に感じるネット広告(中高生)/子どもに見せたくなネット広告(保護者)は?

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中高生、保護者ともに不快感を感じるネット広告の内容はおおむね一致していました(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

広告ブロックアプリの導入も検討

このような調査結果を踏まえ、中高生に「インターネット上の広告を非表示にできるアプリを使いたいか」を尋ねたところ、74.0%が「使いたい」と回答。すでに使っている人(5.6%)を含めると、全体の約8割が関心も持っています。

一方、保護者には「インターネット上の広告を非表示にできるアプリを子どものスマホに導入したいか」を尋ねたところ、69.9%が「導入したい」と回答。すでに導入している人も9.1%に上り、家庭内での広告対策への関心度が高まっています。

保護者の多くが、“性的・暴力的・詐欺的な広告から子どもを守りたい”という意識を持っており、広告対策アプリのニーズが家庭側からも強く存在していることがわかります。

ネット広告を非表示にできるアプリを使いたいか?(中高生)/ネット広告を非表示にするアプリを子どものスマホに導入したいか?(保護者)

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ネット広告を非表示にするアプリについて、中高生の74%、保護者でも約70%が使いたい、あるいは導入したいと回答しました(「トビラシステムズ株式会社」調べ)

今回の調査を実施したトビラシステムズでは、広告をブロックして快適なWebブラウジングを実現するアプリ「280blocker」を提供しています。

これは、基本的な広告ブロック機能を備えた「スタンダードプラン」が買い切りで800円。さらに、迷惑電話・迷惑SMS対策機能を追加できるオプション「詐欺対策プラン」が月額300円で利用可能となっています。

中高生のスマホのトラブル防止を真剣に考えるなら、このような有料アプリの導入も検討してみてもいいかもしれませんね。

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トビラシステムズでは、不快な広告をブロックしてくれるアプリ「280blocker」を有料(買い切り800円)で提供しています(画像は「トビラシステムズ株式会社」プレスリリースより引用)

いかがでしょうか? 今回はトビラシステムズが実施した中高生のスマホトラブルに関する調査を紹介しました。

中高生の4人に1人がスマホのトラブルに見舞われているにもかかわらず、43.3%が誰にも相談していないというのは注目すべき結果でしょう。

この調査結果を踏まえ、子どものスマホ利用時間が増えやすい夏休みに、親子でスマホの安全な利用について話し合ってみてはいかがでしょうか。

出典:【トビラシステムズ株式会社】

スマホライフPLUS編集部

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