iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > スマホニュース > 知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法
New

知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法

iPhoneでは、友だちや家族と情報を共有できるのがとっても便利ですが、安全性は大丈夫でしょうか? 誰かが勝手に個人情報に不正アクセスしている可能性はありませんか? そこで今回は、iOS 16以降のiPhoneの標準機能である「個人情報安全性チェック」を使って、iPhoneの共有状況の確認と停止の方法を紹介しましょう。

知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法
(Image:anatoliy_gleb / Shutterstock.com)
この記事の画像(12枚)

「個人情報安全性チェック」で、アプリの共有状況を確認しよう!

iPhoneでは、友だちや家族と簡単につながれる便利な機能を提供していますが、逆にそれが個人情報への不正アクセスのリスクになる可能性もあります。

そこで、iOS 16以降のiPhoneでは「個人情報安全性チェック」機能が搭載されているのです。

この機能を使えば、自分の個人情報を共有している人が誰なのか? どのデバイスと共有されているのか? そして、どのアプリが共有されているのかを確認できますし、必要があれば共有を停止したり、Apple Accountのパスワード変更などもできるのです。

たとえば、別れた恋人と位置情報を共有したままになっている。ケンカ別れした友だちと写真アルバムを共有したままになっている。あるいは、自分のApple Accountに知らないデバイスがログインしているといったときに役立ちますよ。

●Apple「iOS 16以降を搭載したiPhone用の個人情報安全性チェック」は→こちら

■個人情報安全性チェックでできること
・情報を共有している相手を確認する
・Apple Accountに紐づけられているデバイスを確認、および変更する
・アプリのシステムプライバシー許可をリセットする
・iPhoneのパスコードを変更する
・Apple Accountのパスワードを変更する

■個人情報安全性チェックの対象外となるもの
・Apple以外のアカウントとパスワード
・ソーシャルメディアでの共有
・別のApple Accountにサインインしているデバイス
・ほかのアプリの情報共有設定がオンになっているiPadまたはMac

知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
個人情報安全性チェックでは、たとえば、接続済デバイスがあるか確認して、不要なデバイスを削除することができます(筆者撮影)

実際に「個人情報安全性チェック」を使ってみよう!

個人情報安全性チェックはウィザード形式になっているので、基本的には画面の指示に従って最後まで進めればOKです

まず、iPhoneの設定から「プライバシーとセキュリティ」→「個人情報安全性チェック」を開きます。次に、「安全性チェックのオプション」を選びましょう。

「共有とアクセスを管理」では、ほかの人と共有している情報やアプリからアクセスできる情報を確認して、不要な場合は削除することができるほか、アプリがどのような機能を使っているのかを確認できます。

「人との共有」では、フィットネス、メッセージ、写真、探す、マップ、ヘルスケア、ホーム、パスワード、カレンダー、メモといったアプリが該当します。

ほかにも、Apple Accountパスワードを更新したり、デバイスのパスコードをアップデートすることも可能。できるだけ細かくチェックして、見覚えのない怪しい端末と共有されていたり、見覚えのないアプリが「アプリのアクセス」に入っている場合にはしっかりと削除しましょう。

一方、「緊急リセット」のほうでは、すべての人やアプリとの共有を停止することができます。もし、iPhoneが不正アクセスを受けている可能性が濃厚である場合は「緊急リセット」をすぐに実行してください。

ただし、自分のApple IDに関連付けられている設定などがすべてリセットされてしまうので、「緊急リセット」の利用は慎重に実行すべきです。編集部では責任を負えませんので、必ず自己責任でお願いします。

iPhoneで「個人情報安全性チェック」を実行する手順

知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
まず、iPhoneの設定を開き「プライバシーとセキュリティ」を選択(左写真)。次に、「個人情報安全性チェック」をタップします(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
表示されたメニューから「緊急リセット」または「共有とアクセスを管理」のいずれかを選べます
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
「緊急リセット」は不正アクセスが確実なときに使用しますが、「緊急リセットを開始」をタップすればOK(左写真)。「共有とアクセスを管理」のほうは「続ける」をタップして個別に状況を確認できます(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
「共有とアクセスを管理」を選択すると、まず「人との共有」が表示されます。共有相手にチェックを入れて「共有を確認」をタップ(左写真)、今回は「写真」アプリを共有しているので、停止したい場合はチェックを入れて「共有を停止」をタップしましょう(右写真)。これで「手順1」は完了です
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
「手順2」では、まず「アプリのアクセス」画面になります。アプリを選択して個別にアプリのアクセスを停止できるほか、アプリの横の(i)をタップすると(左写真)、そのアプリが利用している機能を、個別に停止することができます(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
アプリのアクセス画面で「情報」タブを選択すると、その機能を使っているアプリを検索できます(左写真)。たとえば「位置情報」を選ぶと、位置情報を利用しているアプリ一覧が表示されるので、不要なものにチェックを入れて停止できます(右写真)。これで「手順2」が完了しました
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
次に、Apple Accountに登録されているデバイスを確認します。「続ける」をタップ(左写真)。共有したくないデバイスを見つけたらチェックを入れ、「選択したデバイスを削除」をタップしましょう(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
続いて、本人確認用の電話番号を確認し、必要があれば追加します(左写真)。この画面ではApple Accountパスワードを更新できますが、必要なければ「後で「設定」から更新」をタップして先に進めます(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
「緊急SOS」画面では連絡先を確認して「続ける」をタップ(左写真)。ここでは、デバイスのパスコードをアップデートできますが、あとで設定することも可能です(右写真)
知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法の画像1
「FaceID」が設定されていないとこの画面が表示されますので、「続ける」をタップして設定するか「スキップ」をタップしましょう(左写真)。「個人情報安全性チェックが完了しました」と表示されたら「完了」をタップして終了します(右写真)

まとめ

いかがでしょうか? iPhoneの「個人情報安全性チェック」を利用すれば、見覚えのないアプリが共有されていないか? 知らないデバイスが勝手に接続されていないか? といったことを簡単に調べられます。

できれば、定期的に「個人情報安全性チェック」を行って、iPhoneを不正アクセスから守って、安全に使用しましょう。

なお、iOS 15以前のiPhoneでは「個人情報安全性チェック」という項目はありませんが、チェックリストの「アクセスを制限する」「位置情報を管理する」「共有を管理する」から、似たような機能を利用することができます。

尾崎貴也

尾崎貴也

編集・ライター。ゲーム関連の雑誌・書籍編集を経て、スマホやオーディオなどの趣味系ジャンルが得意。最近ではVTuber関連の記事の執筆を中心に活動。YouTubeを毎日見て、新人VTuberをチェックするのが最近の趣味。

知らぬ間に他人と全共有!? iPhone『個人情報安全性チェック』で不正アクセスを一掃する方法のページです。スマホライフPLUSは、【スマホiPhoneiPhoneの使い方位置情報個人情報パソコン/スマホの設定方法】の最新ニュースをいち早くお届けします。