スマートフォンの急速な普及が進み、どの年代もスマートフォンユーザーとなっているこの時代。シニア層では、どれほどの人がスマートフォンを利用しているのだろうか。MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は今回、60歳~79歳の男女1万人を対象に2025年10月10日~10月14日の期間で「2025年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンに関する調査」を実施。シニア層におけるスマートフォンユーザーの割合や、利用している通信会社、選んだ理由などについて見ていこう。

メインで契約している通信会社はドコモが圧倒的に多い

今回の調査結果から、メインで利用しているモバイル端末について回答を見てみると、「Android」は63%で最も高く、「iPhone」は30.2%で大きく差を開いて後に続いた。また、割合は3.5%と非常に低いものの、シニア層ではフィーチャーフォンなども利用されているようだ。

シニア層がメインで利用しているモバイル端末の通信会社について、最も回答数が多かったのは「ドコモ」で28.3%。続いて「Y!mobile」や「au」、「UQ mobile(以下UQモバイル」が並んだ。
通信会社を選ぶ理由は「通信料金の安さ」「家族が同じ通信会社」

今回の調査で、全体の79.5%が現在契約している通信会社から乗り換えを検討していることが明らかになった。実際にどの通信会社に乗り換えを検討しているか回答を見てみると、「楽天モバイル」が28.4%で最も多く、次いで「Y!mobile」が17.5%、「UQモバイル」が15.1%となった。いずれも料金プランの安い通信会社であるが、ここでシニア層が通信会社を選んだ理由についても見てみよう。

最も多かった理由として「通信料金が安いから」が32%、「ちょうどよい料金プランがあるから」が26.3%で、通信料金が重視されていることが明らかになった。他にも「家族が同じ通信会社を利用している」「安心できる会社だから」といった理由が挙がり、通信速度やポイントはあまり重視されていないことが分かった。
今後もさらなる普及が予想されるスマートフォン。少子高齢化社会に向け、シニアでも使いやすいサービス設計やサポート体制の充実が今後さらに求められるだろう。
出典:【MMD研究所】
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