仕事においてもプライベートにおいても、現代のライフスタイルで欠かせない存在であるスマートフォンやタブレット。2024年は、どの機種が人気だったのであろうか。ウェイブダッシュが運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」による、2024年の中古スマホ・タブレット年間ランキングを見てみよう。
年間ランキング、トップ10をiPhoneが独占
ムスビーで2024年に取引のあった全730機種のランキングで年間1位に輝いたのは「iPhone SE(第2世代)」(2020年4月発売)で取引全体に占める比率は9%、2位は「iPhone8」(2017年9月発売)で4.7%、3位は「iPhone12」(2020年10月発売)で4.6%であった。以降、10位までを見てみると、4位「iPhone SE(第3世代)」(2022年3月発売)、5位「iPhone11」(2019年9月発売)、6位「iPhone12 mini」(2020年11月発売)、7位「iPhone13」(2021年9月発売)、8位「iPhone7」(2016年9月発売)、9位「iPhone XR」(2018年10月発売)、10位「iPhone6s」(2015年9月発売)である。10位まですべてiPhoneが占めているという結果には驚きだ。また、中古スマホ取引ということなので、最新機種ではなく、少し前の機種がよく動いているのであろう。
1位の「iPhone SE(第2世代)」が人気の理由は、安価ながらも性能が高いという点だろう。また、ホームボタンを求めているユーザーにとってもiPhone SEは重宝される。第2世代モデルはA13 Bionicチップを搭載。オンラインゲームや画質のきれいな動画を楽しむこともでき、高速充電やワイヤレス充電、デュアルSIM、Apple Payなどの機能も搭載されている。軽くてコンパクトなサイズのため、使いやすいという点もある。
2位の「iPhone8」も、iPhone SE同様にコンパクトなサイズで、ホームボタンを搭載した機種である。A11 Bionicチップは現在のiPhoneのスペックにおいて、3Dなど高画質なゲームや動画編集には向いていないかもしれない。ただ、電話やメール、SNSなどの作業であれば十分な性能を持っている。そのほか、ワイヤレス充電対応、耐水防塵性能を備えている。
3位の「iPhone12」は、発売当初は最速の5G対応が大きなトピックであった。また、A14Bionic搭載でパフォーマンスにも優れ、高解像度OLEDディスプレイ「Super Retina XDR」搭載。そして超広角・広角のデュアルカメラ搭載により、ナイトモードにも対応し、暗所での撮影も大きく向上している。
iPhone以外では初めて、11位に「Xperia Ace Ⅲ」がランクイン
11位にはiPhone以外で初めて、「Xperia Ace Ⅲ(エクスペリア・エース・マークススリー)」(2022年夏モデル)がランクインした。以降の12位から17位もiPhoneが並び、18位には「Galaxy A23 5G」(2022年秋冬モデル)、20位には「AQUOS sense3」(2019-20冬春モデル)が入っている。
11位の「Xperia Ace Ⅲ」はXperiaの中では異色となる低価格を重視したモデルだ。映像、サウンド、カメラといったソニーの強みを生かした他モデルとは趣は異なるが、5G対応や基本性能、強固な強化ガラスを使うなど、一定の性能は担保している。また、ボディはコンパクトサイズで、おサイフケータイの利用もできる。
中古スマホの取引ランキングということもあるためか、最新機能が搭載されたモデルというよりは、コンパクトなサイズ感で、低価格のモデルに人気が集まっているようだ。スマホの買い替えを中古で検討している人は、人気ランキングの結果を参考にしてみてもいいかもしれない。
出典元:【ムスビー】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)