X(旧Twitter)で「長押しして4Kで読み込む」という投稿が流行しています。Xアプリで特定の画像を長押しすることで、その画像を4K解像度で表示できる機能を利用したミームです。
もっとも長押しして4Kで読み込んだ画像の見た目は、通常の画像と「本当に違うの?」と思う方もいるのでは。そこで今回は通常の画像と、長押しして読み込んだ4Kの「見た目の違い」について解説します。
Xで流行「長押しして4Kで読み込む」とは?
「長押しして4Kで読み込む」は前述の通り、Xのアプリで画像を長押しすることで、その画像を4K解像度で表示する機能です。
アプリではデータの消費量を節約するために、デフォルトではファイルサイズが縮小された画像が表示されます。そして画像を長押しすることで、本来の高画質画像が表示されます。
流行のきっかけは「星空」
ちなみに「長押しして4Kで読み込む」がミームとして流行したきっかけは、海外のXユーザーであるabdul さん(@Advil)が2025年1月9日に星空の写真を投稿した際に、写真に添えたテキストです。
「タップしてホールドし、4Kで読み込むと、さらに多くの星を見ることができます」という文章とともに投稿されたポストは、投稿から2週間で(2025年1月24日時点)24万以上の「いいね」と1.6万以上のリポスト、2.7万ブックマークを獲得しています。
この投稿をきっかけに「長押しして4Kで読み込む」がミーム化し、タイムライン上に溢れかえるようになりました。
「4Kを読み込む」が出てこない際の対処法
なお世界的に大流行している「4Kを読み込む」ミームですが、中には正しく捜査したつもりでも「4Kを読み込む」が出てこず混乱しているユーザーもいるようです。正しい手順は以下の通り。
画像の読み込みが完了すると、4Kの画像が表示されます。一度4Kの読み込みが完了すると2回目以降はメニューに表示されず、画像をタップして開くと自動的に4Kの高画質画像が表示されます。
(※注:筆者が検証した限り、一部Android端末及びAndroid向けXアプリではメニューが表示されない事象も確認されました)
また、PCのWebブラウザーの場合は、常に4Kの最高画質で表示されるようです。
なお投稿された画像が「4K」の画像ではない場合、「4K」のメニューは表示されません。Xでは、高画質の画像をアップロードするかどうか設定で選べる仕様となっています。この設定がオフになっている場合、4Kの画像をアップしても自動的に画像が縮小された上で投稿されてしまいます。そのため設定に気が付かないまま、4Kの画像をアップロードしたつもりが、縮小されており「4Kを読み込む」メニューが表示されない、ということも可能性としては考えられます。
設定の変更方法は、「設定とプライバシー」→「アクセシビリティ、表示、言語」→「データ利用の設定」→「画像を高画質でアップロード」を開きます。オフに設定されている場合は、「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」または「Wi-Fi接続時」のどちらかに設定しておきましょう。
通常の画像と4Kの見た目の違いはどれくらい?
それでは実際に、縮小された画像と「4K」の高画質画像は、どの程度の違いがあるのでしょうか?
熊本城公式アカウント(@kumamoto_castle)のXに投稿された写真で比較してみました。
まず画像を拡大せず、通常の大きさで表示した場合、両者の画質に大きな違いは感じません。
(画像は「熊本城(@kumamoto_castle)」Xより引用)
次に画像を拡大して細部を比較してみます。すると圧縮された画像は細かな場所がほやけているのに対し、4Kの画像は瓦や装飾の細部まではっきりと確認することができました。
(画像は「熊本城(@kumamoto_castle)」Xより引用)
とはいえ、画像をここまで拡大して閲覧する機会はほとんどないでしょうし、普段は圧縮されたサイズの画像で十分と言えそうです。星空、天体など肉眼やカメラには映りにくいものが被写体の場合、その違いが感じられるかもしれません。
※サムネイル画像(Image:Visuals6x / Shutterstock.com)