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X/Twitterの「まだ認証されていません」とは何?X Premiumの認証の意味はある?

Xの「まだ認証されていません」とは何?X Premiumの認証に意味はある?1
(画像は「X」より引用)
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X(旧Twitter)を利用しているとき、プロフィール画面などで「まだ認証されていません」というメッセージや、「認証を受ける」といったボタンを目にしたことはありませんか?

「まだ認証されていない」が何を意味し、どのような影響があるのか、疑問に思うユーザーも少なくないでしょう。特に、イーロン・マスク氏による買収以降、Xの「認証」システムは大きく変化しました。

今回はXの「まだ認証されていません」とは何か、またそもそもX Premiumの認証に意味はあるのか詳しく見ていきましょう。

Xにおける青バッジの「認証」とは?

Xにおける青バッジの「認証」とは?1
(画像は「X」より引用)

Xの「認証」とは、特定のアカウントがX社によって一定の基準を満たしていると認識されていることを示すものです。最も分かりやすい形としては、アカウント名の横に表示されるチェックマーク(認証バッジ)が挙げられます。

かつてのTwitter時代、青い認証バッジは主に著名人、政治家、ジャーナリスト、企業、ブランドなど、公共の利益にかない、信頼できるアクティブなアカウントに付与される「公式マーク」としての意味合いが強いものでした。これは、なりすましを防ぎ、そのアカウントが本物であることを示す重要な役割を担っていました

しかし、2022年10月のイーロン・マスク氏による買収後、この認証システムは大きく方針転換しました。従来の認証ポリシーは廃止され、有料サブスクリプションサービス「X Premium」(旧Twitter Blue)に加入し、一定の条件を満たせば誰でも青バッジを取得できるように。

青バッジの意味合いは「著名性・信頼性の象徴」から「有料プラン加入者」へと大きく変化したと言えます。

プロフィールに表示される「認証を受ける」ボタンは一体何?

プロフィールに表示される「認証を受ける」ボタンは一体何1
(画像は「X」より引用)

2024年8月頃から、特にWeb版のXで自分のプロフィールを表示した際に、ユーザー名の隣に「認証される」または「認証を受ける」というボタンが表示されるようになりました。このボタンは、ユーザーに対してX Premium(有料プラン)への加入を促すためのものです。

なお、このボタンを誤ってクリックしても、支払い情報を入力して「サブスクライブして支払う」といった最終的な確認ボタンを押さない限り、勝手に課金されることはありません。

ではこの「認証を受ける」ボタンをクリックして、認証を受けなかった場合に、Xの利用において何らかの制限を受けることはあるのでしょうか?

未認証アカウントが直面する可能性のある制限

X Premiumに加入せず、認証バッジを持たない「未認証アカウント」は、認証済みアカウントと比較して機能にいくつか制限があると見られます(※注:Xの認証関連の制限はテストを極めて頻繁に繰り返していると見られ、必ずしもすべての未認証アカウントが本記事公開時点で同様の制限に直面するとは限りません)。

未認証アカウントが直面する可能性のある制限1
(画像は「X」より引用)

たとえば未認証アカウントから認証済みアカウントや、特定のプライバシー設定をしているユーザーに対してDMを送信しようとすると、「あなたは認証されていないため、このユーザーにはダイレクトメッセージを送信できません」といったメッセージが表示され、送信できないケースが増えています。XのDMの利用機会が多い場合や、認証済みのユーザーしかDMを受け付けていないアカウントにDMを送りたい場合、認証を受けることをおすすめします。

また未認証アカウントは、Xの「おすすめ(For You)」タイムラインに表示されにくい傾向があるとも言われています。Xで活発な情報発信を行いたい場合は認証を受けると良いでしょう。

青バッジ認証の「意味」と「取得条件」

前述の通り、青バッジの意味は旧制度の「著名で信頼に値するアクティブなアカウント」から、「X Premiumの特定プラン(プレミアムまたはプレミアムプラス)に加入し、X社が定める資格基準を満たしているアカウント」へと変化しました。

青バッジを取得するための基本的な資格基準は以下の通りです。これらの基準はX社の裁量で変更される可能性があるため、常に公式情報を確認することが重要です。

青バッジ認証の「意味」と「取得条件」1
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

X Premiumのサブスクリプションを購入した後、すぐに青バッジがプロフィールに表示されるわけではありません。X社によるアカウントの審査が行われます。

この審査では、前述した「青バッジ取得のための基本的な資格基準」(情報に不備がないか、アクティブか、セキュリティは確保されているか、欺瞞的行為に加担していないかなど)を満たしているかどうかが確認されます。審査期間は状況によって異なり、数日で完了することもあれば、1週間程度かかる場合もあるようです。

審査に通過し、すべての資格基準を満たしていることが確認されると、プロフィールに青いチェックマークが表示されます。

X Premiumの青バッジは本当に価値があるのか?

X Premiumに加入して青バッジを取得するには、月額または年額の費用が発生します。果たして、その費用に見合うだけの価値があるのでしょうか?

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

まず一般的にX Premiumは月額918円~(※注:認証バッジが付属するプレミアムプラン以上の場合)の料金がかかり、年額では約1万円となります。

この月額・年額は一般的には高額だと感じられやすいでしょう。主にタイムラインを眺めたり、情報を検索したりする受動的な利用が中心の場合、広告表示の削減(プレミアムプラン以上)や閲覧制限の緩和はメリットになるかもしれません。しかし、それ以外の機能(ポスト編集、長文投稿など)の恩恵は少なく、認証も「なくてはいけないもの」とは言えないため、費用対効果は低いと感じる可能性があります。

Xのポストの収益化によって元を取ることは可能?

X Premium加入者向けの広告収益分配プログラムがありますが、これでサブスクリプション料金の元を取るのは、一般ユーザーにとっては非常にハードルが高いのが現実です。

収益化の条件として、「プレミアムまたは認証済みの組織に登録していること」に加え、「過去3カ月以内の投稿の表示回数が500万回以上(※注:Xは収益化の表示回数基準を頻繁に見直していると見られ、時期により変動あり)」、「フォロワー数500人以上」といった厳しい基準が設けられています。

インフルエンサーになるか、「インプゾンビ(インプレッション数を稼ぐためだけに無意味なリプライなどを繰り返すアカウント)」でないと収益化はそもそも簡単でないと考える方が良いでしょう。

X Premiumの認証に意味はある?チェックリスト

X Premiumに課金する基準が自分の中で曖昧な場合、以下のチェックリストの活用をおすすめします。

X Premiumの認証に意味はある?チェックリスト1
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

毎日Xを利用していて、未認証アカウントで困っている場合、または使いたい機能がある場合で、サブスクリプション料金を払う余裕がある人はPremiumの認証を受けることに十分意味があるでしょう。

逆にXをほとんど使わないものの、「X Premiumの長文投稿だけは使いたい」という場合、Xではなく、他のテキスト型SNSの利用を検討することをおすすめします。

スマホライフPLUS編集部

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