キャンペーン情報やメッセージの受信など、アプリに届いた情報を知らせるプッシュ通知は、どれくらいの人が利用しているのだろうか。大事な情報を見逃したくない人にとっては便利な機能だが、一方でプッシュ通知が煩わしくてオフにしているという人もいるだろう。アイリッジによる、業界別・アプリのプッシュ通知に関する調査の結果を見てみよう。
若年層の90%以上がプッシュ通知をきっかけに行動をとったことがある
アンケートはスマホを利用している全国の15歳から69歳の男女4,121人の中から、金融系、ポイント系、小売系の3業種(スーパーマーケット/百貨店・商業施設/ドラッグストア)の計5業種の代表的なアプリからのプッシュ通知を受け取っていると回答した399人を対象に実施された。
金融アプリの「プッシュ通知をきっかけに行動をとったことがあるか」という質問では76%が「あり」と回答。8割弱が通知をきっかけに何かしらの行動をとった経験があり、プッシュ通知の重要性がわかる。さらに年代別で見てみると、10~20代、30代では90%近くの人が行動をとった経験があるという結果に。若年層ほど情報への感度が高いのかもしれない。
Z世代の3割が「対象となる金融商品を購入した」経験あり
続いて、プッシュ通知をきっかけに行った行動内容について尋ねたところ、全体で最も多かった回答は「重要なお知らせを確認した」でいずれの年代も4割前後の人が詳細を確認していた。金融アプリというと、銀行口座と結びつけていることも多くあるため、そうしたアプリの重要なお知らせの通知に対しては多くの人が確認を行うのだろう。
また、10-20代の33%が「対象となる金融商品を購入した」経験があると回答。同様の質問で同じ回答の40代は16%、50代は8%であり、若年層の方が金融サービスに対して積極的であることがわかった。金融アプリをダウンロードしたきっかけについての質問には、40代以上では「プレゼントやクーポン、ポイントがもらえるから」と回答した人が4割以上であることに対し、15歳から39歳の若年層では「Webで検索した」、「アプリストア内で検索した」、「アプリストア内のおすすめを見て」と回答する人が多かった。若年層の金融アプリサービス自体への関心の強さがわかる。
金融アプリはお得に利用でき、銀行口座と紐付けることで便利になるということもある。そのような金融アプリをお得に便利に活用していきたいものだ。
出典元:【株式会社アイリッジ】
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