近年では、“若者のテレビ離れ”がたびたび話題にあがっていますが、Z世代の間ではどのような番組が好まれているのでしょうか。今回は、Z世代調査として発表された「テレビに対するイメージ」をテーマにした調査レポートを見ていきましょう。
大学生の間ではバラエティー番組やドラマが人気
株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」では、サークルアップに登録する大学1年～4年生200人を対象に、最新のZ世代調査として「テレビに対するイメージ」をテーマにした調査レポートを発表。今回は「大学生がテレビ業界に対して思うことについて」調査しています。
まずはじめに「あなたが好きなテレビ局を教えてください」と質問すると、「TBS」が87人、「日本テレビ」が72人と人気を集めました。その理由として、60％の学生が「バラエティー番組の面白さ」を挙げており、また「ドラマの面白さ」を評価軸としていることも判明しています。
一方で、ニュースなどの報道やドキュメンタリーを好む若者は少ないようです。
Z世代が1番好きなテレビ番組は「イッテQ！」
次に「あなたが現在も視聴しているテレビ番組を教えてください」と質問すると、1位が「世界の果てまでイッテQ！（日本テレビ）」、2位が「水曜日のダウンタウン（TBS）」、3位が「月曜から夜ふかし（日本テレビ）」という結果になりました。
この結果を学生に伝えたところ、XなどのSNSでこれらの番組の面白いシーンが切り取られ何度も使われていることで、認知度と話題性を保っているという意見があがりました。
またこれらの番組は、YouTubeやTikTokなどのコンテンツが現在ほど多くない小学生時代にお茶の間で流れていたこともあり、大学生にとっては“馴染み深い番組”となっているのかもしれません。
テレビよりもYouTube・Netflixが人気コンテンツ
最後に「動画配信サービスもテレビ局だとした場合、あなたが好きなテレビ局を教えてください」とたずねると、「YouTube」が60％で1位にランクイン。次いで「Netflix」の33％、「TBS」の28％となりました。
「TBS」が3位になったことを運営メンバーに伝えたところ、同局は過去に「VIVANT」や「グランメゾン東京」「不適切にもほどがある！」などの名作ドラマを放送しており、これらは動画配信サービスでも視聴できるため、TBSが好きな人が多いという意見があがりました。
“若者のテレビ離れ”が取り沙汰される中で、バラエティー番組が人気を博していることが今回の調査結果からわかりました。テレビよりも人気の高い「動画配信サービス」や「YouTube」などのコンテンツとうまく連動させていくことで、各番組の人気や認知度も上がっていくのではないでしょうか。
出典元:【サークルアップ】
※サムネイル画像（Image:panchov / Shutterstock.com）
