月額定額で商品やサービスを利用できる「サブスク」。音楽配信サービスや動画配信サービスなどで利用している人も多いのでは。アニメやアイドルなど、深いこだわりがある対象を持つ「オタク」であればなおさら!? 株式会社インターリンクが「第20回あなたが選ぶオタク川柳大賞」の作品応募時に実施した、「1カ月のサブスク代に関するアンケート調査」の結果から、オタクのサブスクへの関心度を見てみよう。
オタクは価格を抑えてサブスクを活用

インターネットサービスプロバイダーの株式会社インターリンクは、「第20回あなたが選ぶオタク川柳大賞」に作品を応募した10~80代以上の男女6,228人を対象に、「動画配信、音楽配信、電子書籍、ゲームにおける1カ月のサブスク代」に関するアンケートを行った。1カ月のサブスク代がいくらになるかという質問では、0円と回答した人を含め、63%以上が3、000円未満という結果に。半数以上が値段を抑えつつ、エンターテインメントを楽しんでいることが判明した。
3,000円未満の中でも0円と答えた人は24%で1,508人と、好きなものにハマっているオタクといえどもサブスクを利用していない人が思った以上に多いという結果にも驚く。またその一方で、月々1万円以上使っているオタクも517人と少なからず存在することがわかった。
サブスク登録件数0個が24%。吟味派と消費派の違い!?

続いてサブスクの登録件数について質問をすると、3個未満のアカウントを持つ人が2,803人で、その内1,495人はまったく登録していないということが明らかに。
また、3個以上5個未満は872人、5個以上10個未満が436人、10個以上の登録者は124人と続いた。多くのオタクが何らかの形でサブスサービスを利用していることを示しているが、その利用数には差異があり、使用の仕方も多様ということが読み取れる。
例えばマンガのサブスクは幅広いジャンルを読むことができるが、全巻が読めないパターンも多い。オタクにも、サブスクを多数活用して浅く広く情報が欲しい派と、自分が求める情報だけを狭く深く掘りたい派がいるようだ。

今回調査に参加したオタクの年齢層は、40代が最も多く1,682人。次いで30代は1,121人、50代は1,059人、60代は810人、20代は685人、70代は436人、10代は311人、80代以上は124人だった。注目すべきは、40代以上の参加者が3分の2を占めているところ。中高年層こそがオタ活に熱く取り組み、日々の活力を得ているのかもしれない。
出典:【株式会社インターリンク】