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育児と仕事の両立、在宅勤務で解決できる?「難しい」と感じる人9割、法改正も74%が未認知【しゅふJOB総研調べ】

子どもを育てる主婦・主夫にとって、育児と仕事の両立に大変さを感じたことがある人は多いのではないだろうか。しゅふJOB総研では「在宅勤務と育児の両立」をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施。どれだけ困難だと感じているのか、どのような課題があるのか、リアルな声とともに紹介します。

育児と仕事の両立は「難しい」と感じる人が約9割

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育児と仕事の両立について、多くの人が困難さ・大変さを感じていることがうかがえる(「しゅふJOB総研」調べ)
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株式会社ビースタイルホールディングスでは、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」を通じて、2025年3月20日(木)~2025年4月6日(日)に、ビースタイル スマートキャリア登録者・求人サイト「しゅふJOB」登録者の746人に、「在宅勤務と育児との両立」をテーマに調査を実施した。
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計

育児と仕事の両立について、どのような印象を持つのかを尋ねると、「とても難しい」と答えた人が45.4%、「どちらかと言えば難しい」と答えた人が43.2%と、約9割の人が育児と仕事の両立に難しさを感じていることが分かった。年代が下がるにつれて「とても難しい」と回答した比率が高く、30代以下では6割を超えた。

「子どもの発熱時、たとえ正社員じゃなくても休みづらさはある。繁忙期や人が足りない状況を知っていると余計に休みたくない。在宅がもっと幅広く選べる社会が身近にあるといい。もっというと在宅&時短でなければ意味がない(30代)」などのコメントがあるように、発熱しやすい就学前の子どもを抱える家庭には、育児と仕事の両立はより困難さを感じるのだろう。

3歳未満の子どもがいる人の在宅勤務努力義務化について「知らなかった」が74.1%

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法改正があったことが、あまり認知されていないことが明らかに(「しゅふJOB総研」調べ)

2025年4月から、育児・介護休業法が改正され、3歳未満の子どもを育てる人が在宅勤務を選択できるよう、会社が措置を講ずることが努力義務として定められた。このことを知っていたかという質問に「知らなかった」と回答した人が74.1%にも及び、今のところ認知が進んでいないことが読み取れる。

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(「しゅふJOB総研」調べ)

さらに在宅勤務で育児と仕事の両立はしやすくなると思うかを尋ねると、「育児については両立しやすくなると思う」「育児も介護も両立しやすくなると思う」と回答した割合が合わせて6割ほどだった。

各コメントの一部を抜粋すると、「在宅勤務によって通勤の負担はなくなるが、在宅勤務だから両立可能という単純なものではない。乳幼児や寝たきりの人の介護となると、例え在宅勤務でも容易ではないと思う(50代)」「『両立するための』在宅勤務と称している時点で、すべきことは倍以上になっていると思う。通勤時間がないことが一番メリット(40代)」など、通勤の負担がなくなるメリットは大きいが、やらなくてはいけない全体の仕事量はむしろ増えるのではないかという意見も見受けられた。

「親に頼れない&旦那の仕事が遅いため、フルで出勤が体力的・精神的に厳しい。時短勤務や在宅勤務が増えれば、育児と仕事を両立しやすい(40代)」「子どもの体調不良による欠勤が何より高いハードル。職場にも迷惑をかけるし、時給なのでお給料も減る。生活のためやむなく働くが、計画通りに進まない育児と、決められた日時で働かなければいけない仕事。あまりにも相性が悪い(40代)」など、パートナーの協力がなければ1人の負担は大きくなると懸念する声や、子どもの発熱などで急な休みが頻繁にあると両立は困難であるという現実的な意見もあり、単純に在宅勤務になれば育児と仕事の両立がしやすくなるというわけではなさそうだ。

また、職場に出勤することでしか仕事にならない職業も多いため、在宅勤務ができる仕事というのは一部に過ぎないことも念頭に置いておく必要がある。育児と仕事の両立は難易度が高く、会社の理解があった上で時短勤務やパートナーの協力など、家庭と職場それぞれで対策を講じる必要がありそうだ。

出典:【しゅふJOB総研】

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)

スマホライフPLUS編集部

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