今やマッチングアプリを利用した出会いは一般的になったが、中には婚姻状態にある人が新たな出会いを求めて利用するケースもあるという。Clamppyは「マッチングアプリに関する意識調査」を実施。不倫経験者はどれほどいるのか、不倫相手と出会うためにマッチングアプリを利用したことはあるのか、アプリの利用目的は何か……など、その実態を紹介しよう。

この結果は多い?少ない? 不倫の経験「ある」男性35%、女性26%

離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営しているClamppyは、婚姻済みの全国の男女576人を対象に「マッチングアプリに関する意識調査」を実施。不倫をしたことがあるかを男女別で尋ねた調査では、「はい」と回答した人が男性35%、女性26%となった。この結果を多いと見るか少ないと見るかは個人の感覚によるが、このデータからは男性のほうが女性よりも不倫経験が多いことが明らかになった。では、どのようにして出会ったのだろうか。
不倫相手との出会い方「マッチングアプリ」が男女とも最多

不倫経験のある男女にどのようにして相手と出会ったのかを尋ねると、両者とも「マッチングアプリ」が最多で男性49%、女性35%の利用率となった。次いで「その他」男性8%・女性27%、「飲み屋」男性14%・女性11%、「職場」男性16%・女性5%という結果に。女性の「その他」が約3割いることからその内容も気になるところだが、最も多いのは男女ともマッチングアプリでの出会いだということは明らかである。
男性の利用目的最多は「ワンナイト・性的欲求を満たすため」

婚姻状態にある男女にマッチングアプリの利用目的を尋ねると、男性は「ワンナイトの相手を探すため」19%、女性は「癒しを求めたかった」20%が1位であった。続いて2位は男性「性的欲求を満たすため」18%、女性「配偶者以外の異性と交流してみたかった」18%、3位は男性「癒しを求めたかった」17%、女性「なんとなく興味本位で登録した」14%という結果になった。
「当時の妻ともあまり触れ合いがない状況の時、半年間の単身赴任がきっかけで、ワンナイトの女性目当てでマッチングアプリを利用した」(40代男性)といったコメントもあるように、男性はワンナイトや性的欲求を満たすために利用する場合が多い傾向にあるようだ。一方、女性は「他の人と繋がって癒されたかった」(30代女性)、「ときめきを思い出したかった」(30代女性)など癒しを目的にアプリを利用する場合が多いようだ。
マッチングアプリは異性と気軽に出会える手段である一方、婚姻状態にある人の場合はトラブルに発展しかねない。利用する側はもちろんのこと、プラットフォーム側の仕組みづくりや運用体制の見直しも必要になってくるかもしれない。
出典:【ツナグ離婚弁護士】
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