「サブスクリプションサービス」とは、モノやサービスを購入するのではなく、月ごと、年ごとに定額料金を払って「利用する権利」を購入するサービス。今や音楽や映像業界など、あらゆるサービスにサブスクリプション(以下サブスク)のビジネスモデルが展開されている。株式会社バリューファーストが運営する「ゼニエモン」では、10代以上の男女400名を対象にサブスクサービスの利用実態についてアンケートを実施。利用の割合や契約状況などについて紹介していこう。

サブスクリプションサービスはなんと約8割が利用している

「現在、サブスクサービスを契約しているか」と尋ねたところ、全体の79%が契約していると判明。なかでも20代で契約している人は92%と高い利用率となっており、デジタルネイティブかつ、金銭的な余裕が生まれる世代という存在が起因していると考えられる。

また、契約しているサブスクサービスにトータルで毎月どれくらい料金を支払っているかと聞くと、「2,000円以下」という回答が143名で最も多かった。これは、無料期間のみの利用や、基本機能のみの比較的安価な料金のサービスの利用、家計の負担にならないよう利用頻度の高いサービスのみに絞っての契約をしている人などの存在が起因していると考えられる。
約3割がサブスク契約状況を1年以上見直していない

400人の回答者の中で、現在契約しているサブスクサービスのうち、ほとんど利用していないものはあるかについて尋ねると、9割以上の人が無駄なく利用していることが判明。

一方、無駄なサブスクを契約しているという7.75%の人に対し、「無駄なサブスクを解約しない理由」を聞くと、「たまに利用している」という回答が22.58%で最も多く、「今後必要になるかもしれない」という回答が続いた。また、利用していないサブスクサービスにいくら支払っているかについては、「1,000円以下」という回答が61.29%と最も多かった。

契約状況の見直し頻度についても尋ねると、「1年以内に見直している」という回答は半数以上だったものの、「1年以上見直していない」という回答は約3割と、思いのほか高いことが明らかになった。
サブスクサービスの契約は便利なものの、固定出費として重なっていくと案外大きな金額になる。契約状況の定期的な見直しは大切といえるだろう。
出典:【ゼニエモン】
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