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6月のフィッシング詐欺、Appleが最多&大和証券が急増 証券系被害に警戒を【BBSS調査】

最近、証券会社を装ったフィッシングサイトが増加している。これらのサイトは、ターゲットとする企業を変えながら、広くばらまかれている。2025年4月は楽天証券、5月はSBI証券、6月はSBI証券と大和証券をかたるケースが増加したが、7月に入って野村証券が増加傾向にあることが確認されており、警戒が必要だ。証券系以外にどのようなブランドに注意すべきなのだろうか。今回は、2025年6月度のフィッシングサイトに関する調査結果を紹介しよう。

ブランド別、6月はAppleのフィッシングサイトがトップに

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6月度は「大和証券」をかたるフィッシングサイトが4位にランクイン(「BBSS株式会社」調べ)
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BBSSは、2025年6月度のフィッシングサイトに関する調査を行った。6月度の調査では、「Apple」のフィッシングサイトが最多で、全体の37.16%を占めた。5月度と比べて、28.05ポイント増加しており、急増していることが明らかになった。次いで多かったのは、「SBI証券」で12.39%。先月から高止まりしており、収集数は30%増加しているという。また、「大和証券」が4位にランクインした。5月には10位圏外だったことから、大きく順位を上げたことがわかる。

なお、ランキング上位に入っていないが、「ANA」をかたるフィッシングサイトが4倍近くに増加。夏休みや帰省シーズンに合わせて、交通関連のフィッシングサイトが今後さらに増加する可能性も考えられる。

フィッシングサイト、カテゴリ別で急増しているのは?

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「銀行」「携帯キャリア」「消費者金融・キャッシング」はわずかに増加(「BBSS株式会社」調べ)

フィッシングサイトブランドにおいては、Appleと大和証券が急増していることがわかったが、いったいどのカテゴリでフィッシングサイトが多いのだろうか。

フィッシングサイトのカテゴリ別構成比を見てみると、6月度はAppleのフィッシングサイトが増加した影響で、「Webサービス」が20ポイント以上増加した。一方で、大きく減少を見せたのは、「クレジットカード」で10.97%、「株/証券」で6.74%、「ECサイト」で5.63%だった。しかし、「株/証券」の割合は減少しているものの、実数としては増加しているため、今後も注意が必要だ。

金融庁の発表によると、2025年1月~6月の不正売買による被害金額は合計5,000億円を超えているという。こうした状況の中、証券系をかたるフィッシングサイトが増加している現実を正しく認識するだけでなく、「自分も狙われる可能性がある」という危機意識を持つことが、今後ますます重要になっていくだろう。

出典:【BBSS株式会社

※サムネイル画像は(Image:「BBSS株式会社」プレスリリースより引用)

スマホライフPLUS編集部

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