職場での人間関係に悩んだ経験がある人も多いだろう。仕事の条件として給料面や待遇面も大切なことだが、職場の雰囲気や人間関係も重要な要素だ。ペンマークとアルバトロスは、「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」を共同で実施。上司の伝え方1つで、若手社会人にどのような影響を及ぼすのか実態が明らかとなった。

上司の一言が退職のきっかけに

大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマークと、累計3万件以上の実績を持つ退職代行サービス「退職代行モームリ」を運営する株式会社アルバトロスは、20歳~29歳の若手社会人316人を対象に、「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」を実施。
新しい環境で意欲的に取り組もうとしても、職場の人間関係に不安や不満があると心理的安全性が損なわれ、毎日の業務に影響が出やすくなる。なかでも上司とのコミュニケーションは非常に大きな影響を及ぼすとされる。そこで、これまでに退職・転職を経験したことのある若手社会人に、「上司の言い方や伝え方が改善されていたら、退職・転職を思いとどまっていた可能性が高いと思うか」と尋ねた。
「上司の伝え方次第で転職は思いとどまっていた」7割超

調査の結果を見ていくと、「可能性は非常に高い」32.3%、「可能性はやや高い」38.3%と約7割の人が、上司の言い方や伝え方次第で退職・転職を思いとどまっていた可能性が高いことが判明。
日々の業務のなかで上司の一言がやる気を削ぎ、モチベーション低下の要因となっていることが調査からうかがえる。退職・転職の理由は給料面や待遇面だけではなく、職場の人間関係、特に上司とのコミュニケーションが大きな影響を与えているようだ。
伝える立場、受け取る立場双方にいえることだが、相手の能力や立場を考え、常に言い回しの工夫をするなど、「言葉選び」1つでコミュニケーションは劇的に変わることがある。コミュニケーションもスキルの1つであるため、常にアップデートを心がけていくのが望ましいだろう。
出典:【株式会社ペンマーク「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」】
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