「広告」といえば、チラシやポスター、CMだけでなく、動画配信サービスの配信中に流れる広告から、ウェブ広告まで多種多様なものが存在する。これまで、広告のキャラクターとなるのはテレビで見る芸能人が一般的だったが、近年ではSNSで話題になっている人や動画クリエイターといった、いわゆる「インフルエンサー」が起用されるケースも増えている。そんななか、大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマークと、デジタルサイネージを活用した新しい広告メディアを提供する株式会社エニアドは、Penmarkを利用している全国の学生600名を対象にした「【2025年度版】Z世代広告調査レポート」を共同で実施。インフルエンサー広告がZ世代の目にどのように映っているのかを見ていく。

なんと6割以上のZ世代がインフルエンサー広告を信頼している!?

今回の調査では、「インフルエンサー広告の信頼度はどのくらいですか?」という質問で回答を募ったところ、600人の回答のうち、「非常に信頼する」が20.5%、「まあ信頼する」が44.3%で最も多く、「あまり信用しない」が25.3%、「全く信用しない」が9.8%という結果になった。信頼すると回答した割合は合計で64.8%にのぼり、多くのZ世代がインフルエンサー広告を「やらせ」や「ステマ」のようなものと捉えていないといえるだろう。世間的に「不信感」や「懐疑心」を持たれがちなインフルエンサー広告だが、Z世代にとって大きな情報収集源となっているのは間違いない。Z世代がデジタルネイティブであることも大きな要因だが、芸能人よりインフルエンサーの方が一般人に近い距離で活動していることも、その要因になっているのではないだろうか。そのため、一般人にとって、自分ごととして捉えやすい存在なのかもしれない。
インフルエンサーマーケティングに必要なのは?

今回の調査から、インフルエンサー広告に対して信頼を置いている割合が高いと明らかになったZ世代。Z世代がこれから日本の中心となっていくことを踏まえると、彼らの一票は今後さらに大きな価値を持つことになるだろう。今後の広告市場において、ただインフルエンサーを起用した広告を打つだけでなく、Z世代のライフスタイルや価値観にピッタリのインフルエンサーを起用し、信頼性の高いコンテンツ作りをすることが、広告のエンゲージメント拡大につながる可能性が高いといえる。
出典:【ペンマーク】
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