見逃したテレビ番組はもちろん、映画やドラマ、アニメと幅広いジャンルが楽しめる「定額制動画配信サービス」。配信サービスごとに取り扱う動画のラインナップが異なっており、どれを選べばいいか悩むことはないだろうか。そこで、各配信サービスの年間視聴者数をジャンル別に集計したGEM Partners(ジェムパートナーズ)の調査結果を見てみましょう。
ジャンル別ランキング、Amazonプライム・ビデオは全般的にリード、「アジアドラマ・映画」の1位はNetflix
GEM Partners(ジェムパートナーズ)は2024年1月1日~12月8日、定額制動画配信サービスを視聴した15歳から69歳を対象に毎月延べ10万人規模で調査を行った。1日あたりの動画コンテンツ視聴者の延べ人数を合計した値(指標リーチpt)をもとに、ジャンル別のランキングを発表した。
Amazonプライム・ビデオ(Prime Video)が全体的にリードしており、「国内ドラマ・映画」「欧米ドラマ・映画」「国内アニメ・映画」「バラエティ・ドキュメンタリー」の4ジャンルで1位を獲得。特に「国内アニメ」は2位との差を大きくつけた。
「アジアドラマ・映画」、1位はNetflix。『愛の不時着』『イカゲーム』にはじまり、『涙の女王』など、人気韓国ドラマを抱えるNetflixの強さが数値にも現れた。「欧米アニメ・映画」では、ディズニープラスが1位を獲得。『アナと雪の女王』シリーズ、『トイ・ストーリー』シリーズなど、他サービスでは視聴できないディズニーアニメーションやピクサー作品を多数揃えている点で視聴者を集めたようだ。
ドラマ・映画ランキングの国内部門は『地面師たち』、欧米部門は『ハリー・ポッター』が1位!
コンテンツ別の年間リーチptをジャンル別に分けたランキングでは、「国内ドラマ・映画」の1位はNetflixオリジナルの『地面師たち』が獲得。独占配信ながら話題を集め、1,925ptを集めた。2位の『ゴジラシリーズ』と3位の『沈黙の艦隊』は、Amazonプライム・ビデオの独占配信が後押ししたようだ。
「欧米ドラマ・映画」の1位は『ハリー・ポッター』。8作品を抱える人気シリーズであることに加え、昨年末からAmazonプライム・ビデオでの配信が始まり、リーチptを集めた。2位はシーズン6まで続く人気作品『FBI: 特別捜査班』がランクイン。9月21日からHuluでシーズン5の独占配信がランキングを押し上げた。3位は、主人公が殺人現場に残された骨を科学的に分析し、事件を解決していくサスペンスドラマ『BONES -骨は語る-』だった。
「アジアドラマ・映画」のTOP20は、13位の『三体』以外すべて韓国ドラマという結果に。1位はNetflix独占配信ながら1,797ptを集めた『涙の女王』が獲得。2位はAmazon Originalの『私の夫と結婚して』。3位にはシーズン3まで続く人気作『ペントハウス』がランクインした。
気になる配信サービスや作品はあっただろうか。息抜きや気分転換に、一度視聴してみてもいいかもしれない。
出典元:【GEM Partners株式会社】
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