電気代や水道料金といった公共料金の支払いもキャッシュレス化が進んでいる。しかし家賃支払いについては約8割がクレカ払いを望みつつも、約半数が口座振込で行っているのが現状のよう。クレカ払いにはどのようなメリットがあるのだろうか。家賃のお支払いをクレジットカード払いに変更できるアプリ「RentEase」を提供するPropTech Japang株式会社が実施した「家賃支払い方法に関するアンケート調査」の結果を詳しく見てみよう。
約半数が口座振込で家賃を支払っている
調査は、自身で家賃を支払っている全国の20歳から59歳の男女1,026人を対象に2025年3月27日から3月29日にインターネット調査で実施した。
現在の家賃支払い方法について尋ねると、「口座振替」と回答したのが49.1%と最も多かった。次いで「クレジットカード」が25.2%、「銀行振込」が21.9％だった。日々の生活ではキャッシュレス化が進んでいるが、家賃の支払いについては口座振替や銀行振込が多いようだ。
次に賃貸物件を選ぶ際に、家賃をクレジットカードで支払えるかどうかをどの程度重視するかを尋ねたところ、「とても重視する」「やや重視する」と回答した人の合計は61.3%だった。多くの人が、クレカ払いを望んでいることが分かる。
約9割が「クレカ払いできるなら利用したい！」
回答者のうち、家賃をクレジットカードで支払っていない、または支払い可能か不明な620人に対し、「もし家賃をクレジットカードで支払えるようになったら利用したいと思うか」と尋ねたところ、「とても利用したい」が51.5%、「やや利用したい」が36.3%だった。9割近くの人が利用意向を持っていることが分かった。また、回答者のうち現在住んでいる物件でクレジットカード払いが「不可能」と回答した人は52.0%だった。半数以上の人がクレカ払いをしたいが、払えないという状況だと考えられる。
続いて、「家賃をクレジットカードで支払うことのメリットだと思う点」を尋ねたところ、最も多かった回答は「ポイントやマイルが貯まる」で80.4%だった。次いで「クレジットカードの利用履歴が残る」(34.9%)、「支払い管理の一元化」(27.0%)、「引き落としタイミングの調整が可能」(16.1%)が続いた。ポイ活などの経済的なメリットだけでなく、利便性の向上も求められていることが読み取れる結果に。
また、「家賃のように毎月高額な固定費の支払いでポイントが貯まることについて、どの程度魅力を感じるか」という質問に対して、「とても魅力を感じる」「やや魅力を感じる」を合わせて86.1%の人が魅力を感じていることが分かった。
家賃のキャッシュレス化はポイ活のような経済的な効果はもちろん、支払い遅延防止や支出管理ができるなどメリットが多くある。これからは、キャッシュレス家賃支払い可能な物件が増えていくのではないだろうか。
出典:【PropTech Japan株式会社】
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