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今さら聞けない! iPhoneでCDから作成したMP3ファイルを再生する方法

今や音楽もサブスクで聴くのが当たり前になっていますが、なかには昔買ったCDからMP3化したものをiPhoneで聴きたいと思っている人もいるでしょう。でも、iPhoneでMP3ファイルを再生するにはどうすればよいのでしょうか? そこで今回は、MP3をiPhoneに転送する方法や、直接iPhoneにCDの音源を取り込む方法なども紹介します。

懐かしいCDをMP3化してiPhoneで聴くことはできる?

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昔買った懐かしいCDをMP3化してiPhoneで聴くにはどうすればいいのでしょうか?(筆者撮影)
この記事の画像(13枚)

今から20~30年前はCDをMDにダビングしたり、MP3化してポータブルプレイヤーで音楽を楽しんでいましたよね。もちろん、今では音楽もサブスクサービスで手軽に楽しめるようになっています。

でも、昔買った懐かしいCDが大量に残されているようなら、これらをMP3化してiPhoneで楽しみたい人もいるでしょう。

iPhoneで音楽を聴くには「iTunes」と同期してMP3ファイルをコピーしたり、クラウドサービス経由で転送する。あるいはUSB-C対応iPhoneならUSB-C接続のUSBメモリを挿して、MP3ファイルを直接転送することも可能です。

でも、実際どのようにすればいいのか忘れてしまった。あるいは、やり方がわからないという人も多いと思います。

そこで今回は、パソコンを持っている場合と、持っていない場合に分けて、CDからMP3化した音楽をiPhoneで再生する方法を紹介しましょう。

パソコンを持っているなら「iTunes」や「YouTube Music」を使うのが定番

パソコンを持っている人が、iPhoneでMP3ファイルを再生する手段は大きく分けて2つあります。

ひとつ目は、iPhoneとパソコンを同期する方法。Windowsパソコンであれば「iTunes」、Macであれば「ミュージック」アプリを使って「Finder」で同期すればいいでしょう。

一度同期しておけば、iPhoneの「ミュージック」アプリを使ってMP3ファイルを簡単に再生することができるのです。

ただし、MP3ファイルを追加したい場合には、再度パソコンとiPhoneを同期する必要があります。

●Apple「PCのiTunesコンテンツをデバイスと同期する」は→こちら
●Apple「MacとiPhone、iPad、またはiPod touchとの間でミュージックを同期する」は→こちら

iTunesと同期してMP3ファイルを再生する手順

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こちらはiPhoneをWindowsパソコンにUSBで接続し、「iTunes」で同期してMP3ファイルを転送しているところ
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iTunesで同期したMP3は、iPhoneの「ミュージック」アプリを起動すると(左写真)、ライブラリに表示されるので、そこから選択して音楽を聴くことができます(右写真)

もうひとつの方法は、MP3ファイルをWindowsパソコンやMacを使って「YouTube Music」にアップロードする方法。

実は、「YouTube Music」では自分のMP3ファイルをアップロードして、iPhoneの「YouTube Music」アプリで再生することができるんです。

残念ながら、スマホからMP3ファイルをアップロードすることはできませんが、この方法なら、毎回スマホとパソコンを同期させる必要もなく、MP3をアップロードするだけでOKですよ。

なお、パソコンの「YouTube Music」と、スマホの「YouTube Music」アプリは同じアカウントを使う必要がありますので、ご注意ください。

「YouTube Music」にMP3をアップロードして音楽を再生する手順

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まず、パソコンのWebブラウザで「YouTube Music」を開いてログインし、画面右上のアカウントアイコンをクリック(上写真)。表示されたメニューから「音楽をアップロード」を選択します(下写真)
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アップロードしたいMP3ファイルを選んだら「開く」をクリック(上写真)。次に、「アップロード前の最後のステップ」が表示されるので「承認」を押せば完了です(下写真)
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音楽を再生するには、iPhoneの「YouTube Music」アプリを開き、「ライブラリ」アイコンをタップ(左写真)。次に、画面上の「ライブラリ」を押して、メニューから「アップロード」を選択します(右写真)
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続いて、「曲」を押すと(左写真)、アップロードした楽曲一覧が表示されるので、好きなMP3ファイルをタップすれば音楽が再生されます(右写真)

USB-C対応iPhoneならUSBメモリやカードリーダーで簡単にMP3を転送できる!

みなさんご存じのように、iPhone 15以降では汎用性の高いUSB-C端子が採用されました。

そのため、「iTunes」や「YouTube Music」などを使わなくても、MP3ファイルをUSB-C対応のUSBメモリやUSB-C対応SDカードリーダーなどを直接iPhoneに挿せば、簡単にMP3を転送することができます。

たとえば、ダイソーのmicroSDカードとUSB Type-AとType-Cの両方に対応したメモリーカードリーダーを購入してもたった770円ですので、もし、パソコンにMP3が保存されているなら、安価かつ簡単にiPhone本体に転送することができるんですね。

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ダイソーでは、メモリーカードリーダーが220円、32GBのSDカードは550円で販売されています。USB-CでiPhone 15や16に簡単に接続できます(筆者撮影)

ほかにも、USB Type-AとType-Cの両方に対応するUSBメモリを購入すれば、パソコンのMP3ファイルを簡単にiPhoneに転送することも可能となっています。

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たとえば、hpのUSBメモリ「GJPDHP-OTGS128」は、USB Type-AとType-Cの両方の端子を備えており、容量は128GBでAmazon価格は1,939円です(25年5月現在)(筆者撮影)

もちろん、Lightning端子のiPhoneでも、Lightning対応USBメモリや、Amazonなどで数百円で買えるLightning-USB Type-A変換アダプタ(OTG対応)を利用すれば、MP3ファイルの転送は可能となっています。

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こちらはAmazonで750円で購入したUSB Type-A接続のデバイスをLightningに変換できるアダプタ。ここにType-A接続のUSBメモリを接続してMP3ファイルを転送することもできます(筆者撮影)

パソコンを持っていない人はどうすればいいの?

パソコンを持っておらず、デジタルにあまり詳しくない人は、直接スマホに音楽CDを取り込める「ポータブルCDドライブ」を使う方法もあります。

価格は5000円~1万円くらいしますが、CDドライブ付きのパソコンを買うよりは安価ですし、昔買ったCDが大量にある人なら、このような製品を利用して一気にiPhoneに音楽を取り込むのがおすすめ。

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写真はAndroidスマホでロジテック「LDR-LSM8WURDBK」を利用してCDを直接コピーしているところですが、iPhone対応のロジテック「LDR-LSM2WWURDWH」もあります(筆者撮影)

なお、「iTunes」や「ミュージック」アプリなどで同期しない方法でMP3ファイルをiPhoneに転送した場合や、友だちから送られてきたMP3ファイルは、「ミュージック」アプリに表示されません。

この場合は、iPhoneの「ファイル」アプリを起動して「ブラウズ」→「このiPhone内」と進み、MP3ファイルを保存した場所を開きましょう。

実は、iPhoneではMP3ファイルをタップすると自動的に音楽プレイヤーが起動して、音楽を再生できるようになっているのです。

MP3ファイルを直接タップして音楽を再生する手順

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iPhoneで「ファイル」アプリを開いたら「ブラウズ」をタップして、「このiPhone内」を選択(左写真)。次に、MP3ファイルを保存したフォルダを選びます(今回は「ダウンロード」フォルダにMP3を保存)(右写真)
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すると、保存したMP3の一覧が表示されるので、再生したいMP3ファイルをタップしましょう(左写真)。これで、簡易的な音楽再生アプリが自動的に起動して音楽を再生できます(右写真)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、昔買ったCDをMP3化して、iPhoneで再生するにはどうすればいいのかを紹介しました。

もし、今でも大量にCDを持っている人なら、ぜひMP3化してiPhoneで楽しんでみてくださいね。

※文中の価格はすべて税込みです。
※Amazon製品価格はすべて2025年5月現在のものです。今回紹介した商品が店頭にない、あるいは品切れになっている場合もありますのでご了承ください。

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)

すずきあきら

すずきあきら

編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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