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音楽を聴くなら「サブスク」VS「個別購入」あなたはどっち派?

スマホで音楽を聴くときは、ネット配信サービスを利用するのが一般的ですよね。でも、聴き放題のサブスクを利用するか、好きな曲だけを個別に購入(ダウンロード)すべきか悩んでいる人もいるでしょう。そこで今回は、それぞれのメリットとデメリットを解説します。あなたはどっち派ですか?

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(筆者撮影)
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音楽の「サブスク」ってどんなメリットがあるの?

まず、音楽のサブスク(サブスクリプション)について解説します。

そもそも、サブスクとは“定額料金を支払うことで一定期間サービスを受けられる権利を購入する仕組み”のこと。

日本では、2015年頃に音楽のサブスクサービスが一気に普及しましたが、有名なところでは「Apple Music」「YouTube Music」「Amazon Music Unlimited」「LINE MUSIC」「Spotify(スポティファイ)」「AWA(アワ)」などが挙げられるでしょう。

なかでも、AWAは1億5,000万曲以上が配信されているので、一生かかってもすべての音楽を聴くことができないくらいのボリュームがありますね。

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2008年に音楽のサブスクサービスを最初に開始したのが、スウェーデンの「Spotify」。日本でサービスを開始したのは2016年9月からです(画像はSpotify公式サイトより引用)
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AWAの配信楽曲数はなんと1億5,000万曲! とてもすべての音楽を聴くことはできませんね(画像はAWA公式サイトより引用)

現在、日本における音楽のサブスクサービスは、いずれも毎月1,000円前後の料金を支払うことで、最新の楽曲も聴き放題となります。なかには、学割料金を設定しているところもあります。

シングルCDが1枚1,300円前後、アルバムCDは3,000~4,000円くらいすることを考えると、サブスクはかなりお得なサービスだと言えるでしょう。

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日本で利用できる代表的な音楽サブスクサービスの料金を比較してみました。学割の設定があるサービスもけっこうありますね(表は筆者が独自に作成)

通常の音楽サブスクサービスはストリーミング配信のとき音質が低めになっていますが、Deezerでは非圧縮の高音質な楽曲を配信しているため、月額料金は1,960円と高めに設定されています。

また、サブスクなら自分の興味がないジャンルの音楽も手軽にチェックできるのもメリット。幅広いジャンルの音楽を聴く人なら、新たな発見があるかもしれません。

ただし、毎月料金を支払っているので、さほど音楽を聴かない人にとっては逆に割高になることもあります。

ちなみに、外出先でストリーミング再生するときはスマホのデータ通信を使うので、データ使い放題SIMを契約していないと、データ通信量をどんどん消費してしまいます。

もちろん、音楽データをスマホにダウンロードしてオフラインで聴くことも可能になっていますが、そのデータを個人が永久に所有できるわけではありません。また、そうしたデータは音質が下がってしまうものもあります。

しかも、その音楽サブスクサービスを解約したり音楽の配信が終了すると、もうお気に入りの音楽が聴けなくなってしまう点もサブスクのデメリットになります。

音楽の個別購入(ダウンロード)のメリットは?

一方、音楽の個別購入(ダウンロード)では、音楽は楽曲やアルバムごとに個別に購入して、データをダウンロードすることができます。

音楽のダウンロード販売の歴史は古く、2002年頃には携帯電話の「着うた」サービスが始まり、携帯電話の着信音を好きな音楽に設定できるとあって大人気となりました。

また、Appleでは2003年にiPodを管理するためのアプリ「iTunes」に、音楽をダウンロード購入できる「iTunes Music Store」を展開。瞬く間に世界中に広まりました。

現在、音楽の販売を行っている配信サービスは、「iTunes Store」「Amazon デジタルミュージック」「レコチョク」などが有名です。

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「レコチョク」では、音楽データを個別にダウンロード販売しています(画像はレコチョク公式サイトより引用)

音楽の個別購入の最大のメリットは、自分の好きな曲だけを買えることでしょう。たとえば、レコチョクの場合、1曲あたり150~250円程度で購入できます。

もし、1カ月間に聴く音楽が3~4曲だけということなら、サブスクを契約するよりも安くつく場合もありますね。もちろん、毎日のようにたくさんの音楽を聴く人であれば、サブスクより割高になるでしょう。

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音楽ダウンロード販売サイトのレコチョクでは、1曲262円程度で購入可能。購入時のポイントやセールなどを利用すればさらに安くなります(画像はレコチョク公式サイトより引用)

また、音楽を個別購入するときWi-Fi環境でダウンロードしておけば、そのあとはオフラインで聴けるので、スマホのデータ通信量を気にする必要はありません。

もちろん、自分のデータを消去しない限り何度でも聴き続けることができますし、スマホを買い替えたときは再ダウンロードすることも可能となっています。

ちなみに、音楽を購入したWebサイトが閉鎖した場合でも再生できる可能性が高く、たとえば、筆者が「e-onkyo music」で購入した音楽は、当該サイトが閉鎖したあとでも実際に聴くことができています。

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画像は筆者が「e-onkyo music」で購入したもの。当該サイトは閉鎖しているのですが、今でも楽曲を聴くことができます(画像は筆者撮影)

さらに、サブスクではCD音源以上の高音質音源「ハイレゾ」に対応していない楽曲でも、音楽の個別購入ならハイレゾ音源に対応している場合も多いでしょう。

結局「サブスク」と「個別購入」はどっちがいいの?

まず、サブスクは、低料金で手軽に気になる最新の音楽を聴き放題になるのが最大のメリット。

しかし、ストリーミングはスマホのデータ通信量を多く消費し、配信終了後は再生できなくなるリスクもあります。また、さほど利用していなくても毎月定額料金を支払う必要があるのはデメリットと言えるでしょう。

一方、音楽を個別購入すれば、ダウンロードした音楽が基本的には自分のものになるので、オフラインで何度でも聴けますし、1曲単位で好きな音楽だけを格安で購入できます。

ただし、購入する音楽の数が多すぎる場合は、サブスクよりも割高になる可能性もあります。

もっとも、現在では「Amazon Music」のようなサブスクサービスでも音楽のデータを個別に購入することができますし、音楽販売で有名な「レコチョク」でもサブスクサービスを行っているので、この2つのサービスを厳密に分けることは難しいかもしれませんね。

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サブスクAmazon Musicはストリーミング配信の利用も可能ですが、個別に音楽を購入することも可能です(画像はAmazon公式サイトより引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は音楽を聴く際のサブスクと音楽の個別購入(ダウンロード)、それぞれのメリットとデメリットを紹介しました。

この2つのサービスには一長一短ありますし、現在では音楽配信サービスの多くが両方の要素を持ち合わせていますので、Webサイトの使いやすさや音楽データの音質、ポイントサービスなどで選ぶのが現実的なのかもしれませんね。あなたはどちら派ですか?

尾崎貴也

尾崎貴也

編集・ライター。ゲーム関連の雑誌・書籍編集を経て、スマホやオーディオなどの趣味系ジャンルが得意。最近ではVTuber関連の記事の執筆を中心に活動。YouTubeを毎日見て、新人VTuberをチェックするのが最近の趣味。

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