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世代・性別で異なるSNS利用動向 高齢層はFacebookで知人の状況把握が突出

SNSは、情報収集や交流、気分転換など、現代人の生活に欠かせない存在となっている。しかし一口にSNSといっても、性別や世代によって利用の仕方は大きく異なるようだ。今回、モバイル社会研究所が全国の15~79歳を対象に行った調査では、X・Instagram・TikTok・Facebookといった主要SNSの利用率や目的に明確な差が浮き彫りになった。その実態や背景について詳しく見ていく。

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(画像はスマホライフPLUS編集部撮影)
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若者は新興、年配層はFacebookに根付く

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世代と性別による主要SNSの利用率(「モバイル社会研究所」調べ)

モバイル社会研究所は、全国の15~79歳男女6,962人を対象にSNS(X、Instagram、TikTok、Facebook)に関する大規模調査を実施した。その結果、男性はX、女性はInstagramの利用率が高く、情報収集や発信を重視する男性層と、ビジュアル表現や交流を重視する女性層という違いが見えてきた。

年代別に見ると、X・Instagram・TikTokは10〜20代の利用率が最も高く、年齢が上がるにつれて利用率が下がるのに対し、Facebookは逆に10〜20代の利用率が最低水準となった。新しいSNSを積極的に受け入れる若年層に対し、Facebookは登場から時間が経ったことで“鮮度”を失い、中高年層のビジネスやコミュニティに根付いた存在となっている。実際に60代以上の男性では、Facebookの利用率がXと同水準の33%に達しており、実名制やコミュニティ機能が強みとして生きていることがうかがえる。SNSは若者にとっては娯楽や自己表現の場、年配層にとっては人脈維持や情報交換の手段といえる。

「暇つぶし」から「情報収集」まで SNSごとに利用目的が異なる

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暇つぶしや情報収集などSNSによって利用目的は異なるようだ(「モバイル社会研究所」調べ)

では、SNSの利用率だけでなく、使い方の違いについても見てみよう。調査によると、X・Instagram・TikTokでは「暇つぶし」での利用が多く、TikTokは最も多い利用目的が「暇つぶし」という結果となった。短時間で視聴できる動画に特化した仕組みが、隙間時間を埋めるコンテンツとして定着していると考えられる。アルゴリズムによって自分好みの動画が次々と表示されることも、気軽に楽しめる要因といえるだろう。

一方、Xは「ニュースや報道情報を収集する」「世間で話題になっていることを把握する」が他のSNSより10ポイント以上高く、速報性や公共性を持つ場として特徴が目立った。Instagramは「有名人や知人の動向把握」が約3割を占め、ライフスタイルを共有する場として機能している。Facebookは「知人の状況把握」が突出しており、新しい情報発信の場というより、既存ネットワークを維持するためのツールとして定着しているようだ。

世代や目的に応じてSNSの役割はますます分かれ、今後は利用者が複数のサービスを使い分けながら活用していく流れが一層強まっていきそうだ。

出典:【モバイル社会研究所

スマホライフPLUS編集部

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