今やお出かけや旅行先をインスタグラムで見つける時代。アプリを開けば、カフェやアートなどフォトジェニックなスポットの紹介投稿であふれており、自身のアカウントは保存済みの投稿でいっぱいになっていないだろうか。SNS映え観光サイト「スナップレイス」によって発表された、2023年とくに投稿の多かったインスタ映えスポットランキングと、2024年に流行が予想されるインスタ映えスポットの特徴について紹介しよう。
2023年に投稿が多かったのは、お出かけスポット
2023年は、新型コロナウイルスの5類移行にともない、2022年に比べてお出かけスポットに関する投稿が増加。また、外出に対する世間のムードが寛容になったこともあり、コロナ禍で避けられていた「密になりやすい」スポットに関する投稿も増えている。とは言うものの、物価高が続いているため、旅行関連では国内や近場スポットの投稿が多いようだ。
では、さっそくインスタ映えスポットランキングを見ていこう。第1位は渋谷スクランブルスクエアの屋上にある展望台、SHIBUYA SKY(東京都渋谷区)だ。46階約280mの高さから、東京の町並みを一望できることで有名。四方を高いガラスで囲われているが、透明度が高い仕様のため、写真におさめても気にならないところがポイントだろう。
2位には、彫刻の森美術館(神奈川県足柄下郡)がランクイン。ステンドグラスが全面にはめ込まれた、フォトジェニックな空間が選ばれる理由だろう。
3位はアカオハーブ&ローズガーデン(静岡県熱海市)。海と空の絶景が広がるブランコや、花を使用した食事など、可愛いもの好きなら誰もが行きたくなるスポットだ。美術館や異国情緒を感じられるスポットも人気だ。
4位に志摩地中海村(三重県志摩市)、5位に金沢21世紀美術館(石川県金沢市)、6位に未来心の丘(広島県尾道市)、7位にプラトン装飾美術館(兵庫県神戸市)、10位に京セラ美術館(京都府京都市)がランクインした。カラフルな写真が撮れるスポットとして、8位に八坂庚申堂(京都府京都市)、9位に猪苗代ハーブ園(福島県耶麻郡)もトップ10入りに。
2024年に予想されるインスタ映えスポットの特徴とは
2023年はお出かけスポットの投稿が多く見られたが、2024年は「コンテンツ力」のあるお出かけスポットが注目を集めると予想されている。1つのスポットに複数の見せ場があったり、誰かにシェアしたくなるような情報があったりすることがポイントだそうだ。
2020年にインスタグラムの短縮動画機能「リール」が搭載されて以来、以前はフィードで投稿されていた内容をリールで紹介するケースが増えている。最大90秒という尺で、あるスポットの見せ場を複数紹介できるだけでなく、そのスポットならではのストーリーなども紹介できる。1位にランクインしたSHIBUYA SKYは、14階~45階の移行空間では天面映像と立体音響の演出もあり、動画を撮影し、リール投稿するにもピッタリだ。
またリール投稿は、フィード投稿よりも非フォロワーへの拡散力が強いという特徴がある。そのため、オススメスポットを紹介したい気持ちが強くなればなるほど、リール投稿の利用が増加するだろう。一億総発信時代の今、埋もれない投稿にするためにコンテンツ力が必須になるだろう。
出典元:【合同会社SNAPLACE】
※サムネイル画像は(Image:「合同会社SNAPLACE」プレスリリースより引用)