年末は1年を振り返りながら、心の棚卸しをする期間でもあります。同時に、物理的に不要なものもスッキリさせ、整った気持ちで新たな年を迎えたいものです。そこで今年の年末の「断捨離予定」について調査をしたところ、「不要品」の次に挙がったのは「人間関係」だという。インフレ下で見直しが進むといわれている動画や音楽の「サブスク」と比べ、2.2倍にものぼった背景とは?

サブスクより人間関係を断捨離したいと考える人の方が多い

ミズカラは2025年11月、25歳~59歳の既婚有職男女500人を対象に「年末年始に断捨離したいもの」の調査を実施した。
調査の結果、普段または今後、断捨離の予定がある人は60.6%。具体的に断捨離したいと考えているものについて調査したところ、インフレ下で見直しが進むといわれている動画や音楽の「サブスク(5.8%)」よりも、SNSやLINE整理を含む「人間関係(12.6%)」を断捨離したいと考える人が2.2倍いることが判明した。

「人間関係」を断捨離したいと答えた12.6%に対し、整理しようと思う理由を調査したところ、最も多かった回答は「時間や労力を奪われると感じる」と答えた人が57.1%にのぼり、過半数を占めた。タイパ意識が強まっている現代では、目先のお金が減ることよりも、実りのない人間関係で感じるストレスへの抵抗感が強くなっていると考えられる。
人間関係を断捨離したいと思う人の背景には、幸福度の低さが影響?

あなたが普段または今後、断捨離したいと考えるものは何ですか?と聞いた調査結果を、断捨離の対象と幸福度をクロス分析した。その結果、断捨離の対象を「人間関係」と答えた人は、最も幸福度が低い傾向が確認できた。逆に「サブスク」を断捨離したいと考える人は、他の項目に比べて幸福度が高い傾向にありました。このことから、断捨離するほど多くのサブスクを契約していて経済的な余裕があることや、動画や音楽を楽しむ時間を十分に持てている時間的余裕があることが、幸福度の高さにつながっていると推測できる。
人間関係を断捨離したいと感じた人は、新しい年に切り替わるこのタイミングで、自分の時間の使い方やものごとの優先度を見直してみてもいいのかもしれない。
出典:【株式会社ミズカラ】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)



