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AIのロマンス詐欺が巧妙化! 日本人の46%が生成AIのメッセージに騙される可能性【マカフィー調べ】

バレンタインデーやホワイトデーなど恋愛系のイベントが多いウインターシーズン。この時期はマッチングアプリやSNS、チャットアプリを利用してオンラインデートの相手を探す人が増え、それに伴いAIによるロマンス詐欺も急増するのだという。世間ではどんなロマンス詐欺が増加しているのだろうか。マカフィー株式会社が行ったロマンス詐欺に関する調査結果を紹介しよう。

定番化したオンラインロマンス。その落とし穴は?

調査は2025年2月、7カ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、インド、日本、オーストラリア)の18歳以上の成人7000人を対象に実施された。

パートナーと出会う手段として「マッチングアプリやSNS、メッセージングプラットフォームを利用した経験がある」と回答したのは、アメリカ人が62%、日本人は29%だった。年代別に見ると、アメリカ人の18歳から24歳の73%がマッチングアプリを利用したことがあると回答。Snapchatは29%、TikTokは25%にのぼり、「SNSも出会いの場としている」という声も一定数あった。若い世代にとって、ネットでの出会いは恋愛スタイルとして定着していることのようだ。

オンラインで恋愛相手を求める人が増える一方で、オンラインロマンス詐欺のリスクも増加している。詐欺師は偽のプロフィールやAIによって誘惑し、恋愛関係を偽装する。アメリカ人の26%が、マッチングアプリやSNS上で、実在する人物になりすましたAIチャットボットからアプローチを受けた経験があると回答し、さらに76%は詐欺師が金銭的または感情的に被害者を操ることは簡単だと感じているそうだ。

AIによるロマンス詐欺はSNSやメールからも

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スマホで気軽に出会いを探すオンラインロマンスが恋愛の定番スタイルに(画像は「マカフィー株式会社」プレスリリースより引用)
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「マッチングアプリを使用していないから大丈夫」という人も要注意。米国での調査によると、ロマンス詐欺に遭遇する可能性が最も高い場所はマッチングアプリが78%とトップだが、SNSは72%、テキストメッセージやメールは65%と続き、マッチングアプリ以外でもロマンス詐欺が多発していることが判明している。

日本では、マッチングアプリの利用経験者53%に対し、恋愛の相手を見つけるために57% の人がInstagram・X、・TikTokといったSNS、45% の人がEメール・テキストメッセージなどのメッセージングアプリを利用したことがあると回答。他のツールで出会いを求めている人も多く、マッチングアプリと同じくらいロマンス詐欺に遭わないよう、注意を払う必要があることが分かった。

マカフィーはオンラインで出会いを求める人々に向けて「うますぎる話には注意する」、「相手の身元を確認する」、「お金や贈り物を決して送らない」、「オンライン保護ツールを使用する」「McAfee+のような包括的なオンライン保護に投資する」といった対策を提案している。

実際に会うよりも手間がかからず、リラックスした雰囲気で仲を深めることができるなど、メリットも多いオンラインロマンス。その裏に潜むリスクにもしっかり注意を払いながら、恋愛を楽しみたいものだ。

出典:【マカフィー株式会社】

※サムネイル画像(Image:「photoAC」より)

スマホライフPLUS編集部

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