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「星5レビュー」はもう信用されない?ECユーザー75%が抱える”サクラ疑念”の実態

「このレビュー、なんか文章が不自然じゃない?」「★5ばっかりだけど、本当?」——ネット通販で買い物をしていて、こんな違和感を覚えた経験はありませんか。実はそれ、あなただけの感覚ではありません。最新の調査で、ECユーザーの圧倒的多数が同じ疑いを抱いていることが明らかになりました。

「星5レビュー」はもう信用されない?ECユーザー75%が抱える\
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

株式会社スポルアップが2026年4月に実施した「ECレビュー信頼性に関する深掘り調査2026」(有効回答500名)から見えてきたのは、レビューを「見ているのに、信じていない」というユーザーの矛盾した姿。今回はこの調査結果を読み解きながら、もう”サクラ疲れ”した消費者がどう商品を見抜けばいいのかを考えていきます。

「見ているのに、信じていない」深まる不信の構造

調査結果のなかでも特にインパクトがあるのが、この3つの数字です。

・購入前にレビューを「ほぼ確認する」:82.0%(同社予備調査、n=6,000)

・レビューを「サクラかも」と疑った経験あり:75.6%

・不信感から購入を断念した経験あり:65.4%

ほぼ全員がレビューを参考にしているのに、4人に3人はそれを疑っていて、しかも3人に2人は「やっぱりやめた」と購入をキャンセルしている。レビューはもはや「買う理由」ではなく「買わない理由」を探す材料になりつつある——そんな実態が浮かび上がります。

なぜ「★5だらけ」が逆に怪しく見えるのか

ユーザーがレビューに不信感を抱く最大の理由は、「評価が星5ばかりであること」で64.8%にのぼりました。これまでEC事業者が必死に積み上げてきた高評価の山が、いまや逆に疑念のトリガーとして機能してしまっているわけです。

一方で、信頼の根拠No.1に挙げられたのは「否定的な内容も含む詳細レビュー」で74.6%。「使ってみたら○○がイマイチだった」「ここは期待外れ」といった一見ネガティブなコメントが、商品全体への信頼を高めるという逆説的な構造が明らかになりました。

考えてみれば、知人から「100点満点!最高!」とだけ言われるより、「ここは惜しいけど、ここは本当に良かった」と語ってくれる方が信用できるのと同じ感覚です。レビューに求められているのは、もはや「絶賛の合唱」ではなく「本音の解像度」なのです。

信頼の根拠は「年収」で180度変わる

今回の調査でもっとも興味深いのが、信頼の手がかりが世帯年収によって正反対を向いていたという事実です。

高所得層は「物証」を見る

世帯年収1000-1200万円の層は、信頼できるレビューの特徴として「写真・動画付き」を75.0%が挙げました。同じ項目を低所得層(100-200万円)に聞くと47.5%。実に27.5ポイントの差です。商品そのものをユーザーがどう撮ったか、現物の質感が見えるかという「物証」を重視する傾向が鮮明に出ています。

低所得層は「関係性」を見る

逆に低所得層が信頼の根拠に挙げたのが「ショップからの返信があるレビュー」(40.0%)。高所得層では11.1%しかおらず、こちらは28.9ポイントの差。お店とユーザーがちゃんとコミュニケーションを取っているか、つまり「血の通った相手かどうか」を見ているわけです。

同じ「レビューを大事にする」ユーザーでも、見ているポイントがこれほど真逆だというのは、EC事業者にとっても、消費者にとっても示唆的です。

20代の疑念率が突出

年代別では、20代の「よくサクラを疑う」率が38.5%でピーク。全体比で+14.5ポイントという高い数字でした。SNSやインフルエンサーマーケティングを浴びてきた世代ほど、「演出された好評価」への嗅覚が鋭くなっているのかもしれません。

逆に60代以上は疑念率が18.0%と低いのですが、そもそも「ほぼ必ず確認する」率も33.3%と最低。”疑わないが、見てもいない”というスタンスで、これはこれで別のリスクをはらんでいます。

 

編集部の見解:賢い「レビューの読み解き方」

調査結果を踏まえて、編集部から実用的な見方を3つ提案します。

1. 星4以下のレビューを”先に”読む ★5偏重への警戒が広がっている以上、最初に読むべきは★3〜★4のレビューです。具体的な不満点が書かれているか、その不満が自分にとって致命的かを判断する。これだけで購入後の後悔は大きく減ります。

2. 写真付きレビューの「枚数」と「アングル」を見る 公式画像と同じ角度の写真しかないなら要注意。実使用シーンや手元での比較、サイズ感が分かる写真があるレビューは信頼度が高いと言えます。

3. ショップ返信の「テンプレ度」を確認する 全レビューに「ご購入ありがとうございます」と同じ定型文だけが付いていたら、それは関係性ではなく作業です。個別の質問にきちんと答えているショップは、運営姿勢からして信頼に値します。

レビューを「量」で信じる時代は終わり、「構造」で読み解く時代に入りました。次にカートに商品を入れる前、まずは★4のレビューを3件読んでみてください。それだけで、買い物の精度はぐっと上がるはずです。



出典:株式会社スポルアップ プレスリリース(PR TIMES)
参考:株式会社スポルアップ コラム「ECはなぜ『価格×レビュー』で決まるのか」株式会社スポルアップ公式サイト経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」サクラチェッカー

スマホライフPLUS編集部

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