学校から帰った子どもが、スマートフォンやゲーム、動画配信ばかり見ている――そんな光景を目にして「うちの子は家でちゃんと勉強しているのかな」と不安を感じたことはないでしょうか。
学校以外の時間をどう過ごしているかは、多くの保護者にとって気になるテーマです。子どもの興味を引くものが身近にある現代だからこそ、家庭学習への心配は尽きません。
一方で、子どもの自主性を大切にし、必要以上に勉強を促さない家庭も増えています。「勉強しなさい」と繰り返し言うべきか、それとも見守るべきか。この判断に悩む方は少なくないはずです。
この記事では、保護者が子どもの家庭学習を実際にどう捉えているのか、株式会社NEXERとKATEKYO学院 宮城が共同で実施した調査データをもとに整理していきます。

保護者の本音を探る――NEXERとKATEKYO学院 宮城の共同調査とは?
「うちの子は本当に家で勉強しているのだろうか」――こうした不安に、ひとつの手がかりを与えてくれる調査があります。株式会社NEXERとKATEKYO学院 宮城が共同で実施した「子どもの家庭学習に関するアンケート」です。
調査の概要は以下のとおりです。
調査手法:インターネットでのアンケート 調査対象:事前調査で「高校生以下の子どもがいる」と回答した全国の男女 有効回答:100サンプル
対象が全国の保護者100名と限られた規模ではありますが、インターネット調査(オンライン上で回答を集める方式)により幅広い地域の声を集めている点が特徴です。結果を読む際は、この規模感を頭に入れておくと判断しやすくなります。
意外な結果?保護者の54%が「子どもは自主的に勉強している」と高評価
スマートフォンや動画配信が身近にある今、「もっと勉強してほしい」と感じる場面は多いかもしれません。
ところが今回の調査では、子どもの家庭学習について保護者の54.0%が「自主的に取り組んでいると感じる」と回答していることがわかりました。半数以上の家庭で、子どもが自ら机に向かっていると保護者が感じているという結果です。
日々の様子を見ていると心配になる場面があっても、数字で見ると意外とポジティブな評価が多い――この差が、今回の調査で浮かび上がった注目ポイントといえます。
なぜ「勉強しなさい」と言わない?自主性を信じる子育てへのシフト
調査結果が示すのは、意外にも多くの保護者が子どもの学習姿勢を前向きに捉えているという事実です。その背景には、保護者側の価値観の変化がありそうです。
かつては「勉強しなさい」と繰り返し声をかけるのが親の役割と考えられていた時期もありました。しかし現在は、子どもの自主性を尊重し、必要以上に口出ししない家庭も増えているようです。
なお、同じ調査では、子どもに家庭教師や塾などの学習サービスを「利用させている」と回答した保護者は25.0%にとどまり、残る75.0%は学習サービスを利用していないこともわかりました。外部サービスに頼りきるのではなく、家庭での見守りを軸にしている様子がうかがえます。
こうした変化は、日々の子育てのなかで「どこまで口を出すべきか」と悩む保護者にとって、ひとつの判断材料になるのではないでしょうか。
まとめ
今回の調査結果から見えてきたのは、保護者の半数以上が子どもの自主的な学習を肯定的に捉えているという事実です。スマートフォンや動画配信など誘惑が多い環境でも、子どもの自主性を尊重する関わり方が広がっている可能性があります。
「ちゃんと勉強しているのかな」という不安は、多くの家庭に共通するものです。しかし、声かけの仕方や見守り方を見直すことが、家庭学習のかたちを変える一歩になるかもしれません。今回の調査データを、日々の関わり方を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
出典:ICT教育ニュース



