引っ越しや住み替えを考えるとき、「どの駅の近くに住むか」は家賃や通勤時間に直結する大きな判断ポイントです。「有名な駅を選んでおけば安心」と思いがちですが、実際に部屋を探している人が注目している駅は、必ずしも知名度の高い駅とは限りません。
APAMAN株式会社が「住みたい駅ランキング2026年」を発表しました。この記事では、ランキングの調査内容とエリアごとの結果を整理し、住まい選びのヒントになるポイントを確認していきます。

アパマンショップ「住みたい駅ランキング2026」発表!どんな調査?
このランキングは、アパマンショップ公式サイトで実際に検索された駅のデータに基づいています。集計期間は2024年10月1日から2025年9月30日までで、検索回数の多い駅をエリア別にまとめたものです。
調査の目的は、これからお部屋探しをする人に、住まい選びの参考となる情報を提供することとされています。
つまり、このランキングは「住みたい街の人気投票」ではなく、部屋を探している人が実際に検索した行動データをもとにしている点がポイントです。家賃の相場感や生活環境を気にしている方にとって、どの駅に注目が集まっているかを知る手がかりになります。
【関東エリア】1位は蒲田駅!都心へのアクセスと暮らしやすさが鍵
関東エリアで1位となったのは、東京都大田区の蒲田駅です。蒲田駅はJR京浜東北・根岸線、東急多摩川線、東急池上線が利用でき、都心方面や神奈川方面へのアクセスがしやすい点が特徴とされています。
前年1位だった荻窪駅は2位に後退し、3位には高円寺駅が新たにランクインしました。上位の顔ぶれが入れ替わった形です。
ランキングの傾向として注目したいのは、上位3駅に共通するポイントです。
・都内へのアクセスと生活利便性を兼ね備えている
・実際の暮らしやすさを意識した駅検索がうかがえる
知名度の高い駅が必ずしも上位に来るわけではなく、日々の通勤・通学や買い物のしやすさなど、暮らしの実感に根ざした駅が選ばれている点は、住まい探しの判断材料として参考になりそうです。
【関西エリア】南草津駅がトップに!滋賀・奈良方面も人気
「関西で住みたい駅」と聞くと、梅田や難波など大阪中心部の駅を思い浮かべる方が多いかもしれません。ところが2026年版のランキングでは、意外な駅が1位に立ちました。
関西エリアで1位となったのは、滋賀県草津市の南草津駅です。南草津駅はJR東海道本線(琵琶湖線)が利用でき、京都・大阪方面へのアクセスがしやすい駅です。
上位の顔ぶれは次のとおりです。
・1位:南草津駅(滋賀県草津市)
・2位:大和西大寺駅(奈良県奈良市)
・3位:堅田駅(滋賀県大津市)
前年1位だった江坂駅に代わって南草津駅が首位となり、上位3駅のうち2駅が滋賀県、1駅が奈良県という結果になりました。
大阪中心部だけでなく、滋賀・奈良方面の駅も上位に入っています。家賃や通勤時間のバランスを考えて住まいを探す際、こうした周辺エリアの駅にも目を向けてみると、選択肢が広がるかもしれません。
【北海道・東北・東海】人気が続く駅は?各エリアのトップ3
一方で、前年から1位が変わらなかったエリアもあります。ここでは、安定して上位を維持している3つのエリアの結果を見てみましょう。
北海道エリア
・1位:麻生駅(札幌市北区)
・2位:新札幌駅
・3位:帯広駅
麻生駅は札幌市営地下鉄南北線の駅で、交通利便性の高さが特徴です。前年に続き1位を維持しました。
東北エリア
・1位:泉中央駅(仙台市泉区)
・2位:大曲駅
・3位:追分駅
泉中央駅は仙台市地下鉄南北線の駅で、仙台市北部の生活拠点として駅周辺の利便性が高いエリアです。こちらも前年に続き1位となっています。
東海エリア
・1位:静岡駅(静岡市葵区)
・2位:藤が丘駅
・3位:浜松駅
静岡駅はJR東海道新幹線とJR東海道本線が利用できる主要駅です。前年に続き1位を維持しました。
3エリアに共通しているのは、いずれも交通の便がよく、日常の生活圏として使いやすい駅が選ばれている点です。「実際に検索されている駅」の情報は、住まい選びのひとつの判断材料になるのではないでしょうか。
【北陸・中国四国・九州】各地で1位が変動!西日本の注目駅
西日本でも、前年とは顔ぶれが大きく変わりました。3つのエリアそれぞれで1位の駅が入れ替わっています。
北陸エリア:富山県射水市の小杉駅が新たに1位となりました。前年1位だった金沢駅は3位に後退しています。
中国・四国エリア:鳥取県鳥取市の鳥取駅が1位に浮上し、前年1位の福山駅から入れ替わりました。
九州・沖縄エリア:福岡市南区の大橋駅が新たに1位となり、前年1位の博多駅に代わりました。2位に姪浜駅、3位に西新駅が入り、上位3駅はいずれも福岡市内の駅という結果です。
いずれのエリアでも、誰もが知る大きなターミナル駅ではなく、日常の暮らしに密着した駅が上位に入っている点が共通しています。「有名な駅=住みやすい駅」とは限らないことを、このランキングは示しています。
ランキングから見える部屋探しの新傾向とは?
2026年版のランキング全体を振り返ると、複数のエリアで1位の駅が入れ替わった一方、前年と同じ駅が上位を維持しているエリアもあります。こうした動きから読み取れる傾向は、次のようにまとめられます。
・知名度の高い駅だけでなく、通勤・通学のしやすさ、生活施設の充実度、周辺エリアへのアクセスなど、実際の暮らしを想定した駅選びが行われている
・都心部へのアクセスと日常生活の利便性を両立しやすい駅への関心が高い
・主要駅だけでなく、生活圏として利用しやすい駅や、地域の暮らしに密着した駅も検索されている
つまり、「名前を知っている駅」ではなく「実際に住んだときの暮らしやすさ」で駅を選ぶ傾向がうかがえます。
結局、住まい探しで何を見ればいい?
今回のランキングは、アパマンショップ公式サイトの検索データという、実際の行動に基づいた結果です。「人気投票」ではなく、部屋を探している人がどの駅に関心を寄せているかが反映されています。
これから部屋探しをする際は、駅の知名度だけで候補を絞るのではなく、通勤時間・買い物のしやすさ・周辺へのアクセスといった日常生活の視点で候補を広げてみると、思わぬ好条件の物件に出会える可能性があります。
ランキングの詳細は、アパマンショップ公式サイトで確認できます。引っ越しや住み替えを検討しているなら、まずは気になるエリアの上位駅をチェックしてみてはいかがでしょうか。
出典:住みたい駅ランキング2026年(アパマンショップ) 参考:2025年度版 住みたい駅ランキング発表!(APAMAN株式会社/PR TIMES)、住みたい駅ランキング2025年(アパマンショップ)、住みたい駅ランキング2025発表 関東・関西で大変動(不動産投資ニュース)



