「昔使っていたガラケーに家族の写真が入っている」「ガラケーにしかない思い出の写真がある」という方も少なくないでしょう。
たとえばKDDIは2016年から全国各地で古い携帯電話を再起動させて思いでの写真を印刷するイベント会を行っていますが、イベントが直近でない、近くでやっていないといった場合、ガラケーから写真を取り出す方法は意外と限られます。
そこでこの記事ではガラケーに残っている写真を取り出し、プリントアウトするための具体的な方法について解説します。
なお、ガラケーの写真をプリントアウトするには、ガラケーが「起動可能」なことが前提となります。当時利用していた充電器を自宅から探すなどして、ガラケーを充電しておきましょう。
SDカードを利用する
まずガラケーにSDカードやmicroSDカードに対応するスロットがある場合、ガラケーの中のデータをSDカードやmicroSDカードに移すことで、写真を取り出すことができます。
まずは、ガラケーの設定メニューから「データ管理」や「画像管理」といった項目を探し、SDカードへ写真をコピーしましょう。なお、操作の中に「移動」がある場合、本体からデータが消えてしまうため、あくまで「コピー」をおすすめします。
なお、細かな操作方法は機種で異なるため、マニュアルを参考にしましょう。
コピーができたらSDカードをパソコンやスマホ、プリンターなど別のデバイスに差し込み、そのデバイスからプリントアウトすることも可能です。ちなみにスマホにデータを移した場合、スマホ対応のモバイルプリンターを利用すると良いでしょう。
家電量販店に設置されているプリント機を利用する手もある
ガラケーにSDカード対応のスロットがない場合、代替案として家電量販店に設置されているプリント機を利用する方法もあります。店頭のプリント機は赤外線通信に対応しているケースがあり、同機能を活用することでプリントできる場合があるためです。
たとえば富士フイルムのプリンチャオは、ガラケーの赤外線通信を利用した印刷に対応している店頭のプリント機の1つ。以下のような手順で印刷できます。
1.「スマホからプリント」または「デジカメプリント」を選ぶ
2.「赤外線通信」を選ぶ
3.携帯電話/カメラと赤外線ポートを10cm以内に向き合わせ動かさずに画像データを送信
4.通信終了後、画面の指示に従って印刷
ちなみに「プリンチャオ」は都内の場合、家電量販店を中心に52件設置されています。もちろん地方の店舗にも幅広く設置されているため、比較的プリントのハードルは低いのではないでしょうか。
キャリアショップやキャリアのデータ復旧関連のイベントを利用する
キャリアショップやキャリアのイベントを活用して、データ移行やデータ復旧を試みるのも良いでしょう。
たとえばドコモショップには専用機器DOCOPY(ドコピー)が設置されており、ドコモケータイの画像のデータ移行を行うことができます。
ほかにも、冒頭でご紹介した通り、キャリアショップやキャリアのデータ復旧関連のイベントを利用する方法もおすすめ。イベントでは、専門スタッフがガラケー内のデータを安全に取り出し、その場でプリントアウトしてくれることもあります。特に古い機種の場合、自分でデータ移行するのが難しいこともあるため、このようなサービスは非常に便利でしょう。
※サムネイル画像は(Image:「photoAC」より引用)