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「渋谷 カフェ Wi-Fi」はもう古い? Google Maps新AI機能が変える店の探し方

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

「渋谷 カフェ Wi-Fi」——Google Mapsを開いて、こんなふうにキーワードを並べて検索した経験は誰にでもあるはずです。表示された大量のピンから口コミを一つずつ確認し、当たりを引くまでスクロールし続ける。この”いつもの作業”が、いよいよ終わりを迎えようとしています。

Google Mapsに搭載された新AI機能「Ask Maps」。キーワードではなく自然な言葉で質問するだけで、AIが最適な場所を選び出してくれるこの機能が、ナビアプリの体験を根本から塗り替え始めています。

Ask Mapsとは何か——「検索」から「会話」への転換

Ask Mapsの使い方は驚くほどシンプルです。Google Mapsを開き、「Ask Maps」をタップして、自然な文章で質問を入力するだけ。たとえば「Wi-Fiが無料で、静かに仕事ができるカフェを見つけて」といった、友人に聞くような聞き方がそのまま通ります。

従来のキーワード検索との最大の違いは、文脈を理解してくれる点です。「静かに仕事ができる」というニュアンスまで汲み取り、条件に合った候補を提示してくれます。Digital Trendsのレビュアーが週末の予定探しに使ったところ、6件の候補がそれぞれ概要付きで表示され、数秒で自分好みかどうか判断できたといいます。

旅行計画まで丸投げできる——「日程付きプラン」の衝撃

Ask Mapsの真価が発揮されるのは、知らない街を旅するときです。宿泊先の位置情報と滞在日程、やりたいことを伝えると、AIが日ごとの旅程を組み立ててくれます。漠然とした観光地リストではなく、1日目はここ、2日目はここ、という具体的なプランです。

注目したいのが、実際にその場所を訪れたユーザーからのヒントが表示される点です。「チケットはここで事前に買うと入口で並ばない」「この靴だと歩きにくい」といった、ガイドブックには載らない生きた情報が、AIによって要約された形で提供されます。

この仕組みを支えているのが、Google Mapsが蓄積してきた3億以上の場所の情報5億人以上のコントリビューター(投稿者)によるレビューです。膨大な実体験データをAIが処理することで、単なる機械的な推薦ではない「地に足のついた提案」が可能になっています。

完璧ではない——AIの「ハルシネーション」という現実

ここで正直にお伝えしなければならないことがあります。Ask Mapsは万能ではありません。

Digital Trendsのレビュアーは、数週間の日常的な使用を通じて2回、的外れな回答に遭遇したと報告しています。いわゆる「AIハルシネーション(幻覚)」——もっともらしいが事実と異なる情報をAIが生成してしまう現象です。

数週間で2回という頻度をどう評価するかは人それぞれですが、少なくとも「AIの提案を鵜呑みにせず、気になる情報は自分でも確認する」という習慣は持っておくべきでしょう。特に営業時間や料金といった変動しやすい情報は、公式サイトでの確認をおすすめします。

Apple・Wazeも動き出した——ナビアプリ「AI化」の大潮流

この流れはGoogleだけのものではありません。Apple MapsはiOS 26で、Apple Intelligenceを活用した自然言語検索機能を導入しています。「近くにWi-Fiとトイレのあるコーヒーショップ」のような話し言葉そのままの検索が通るようになっており、アプリ起動時に表示される「Search the Way You Talk(話すように検索しよう)」というポップアップがその象徴です。Siriとの連携によって、検索結果へのフォローアップ質問も可能になっています。

Googleの傘下にあるWazeも、2024年10月にGemini AIを活用した「Conversational Reporting」機能を発表し、ベータ展開を開始しました。こちらは目的地検索ではなく、事故や道路状況を自然な言葉で報告できる仕組みです。広範なロールアウトは2025年秋頃から段階的に進んでいます。Amazon AlexaもCES 2026でHERE Technologiesとの協業を発表し、Alexa Custom Assistant(ACA)を活用した車載向けの対話型ナビゲーション体験をデモしています。

ナビアプリ各社が一斉にAI化へ舵を切っている状況は、「キーワード検索 → 自然言語での対話」という転換が不可逆であることを示しています。

まとめ

Ask Mapsは2026年3月12日に発表・展開が開始されました(米国・インドのAndroid・iOS向け、デスクトップ版は後日対応予定)。現時点ではまだ利用できる地域が限られていますが、この機能が示した方向性は明確です。

これまで地図アプリは「目的地を知っている人が、そこへの行き方を調べる道具」でした。しかしAsk Mapsは「目的地すら決まっていない人に、行くべき場所を提案する道具」へと地図の役割を拡張しています。検索から会話へ。調べるから聞くへ。この変化は、スマホの使い方そのものに影響を与える可能性があります。

Apple、Waze、Amazonも同じ方向に動いている以上、今後1〜2年で「地図アプリにAIで話しかける」行為は当たり前になるでしょう。スマホライフPLUS編集部としては、いま最も注目すべきAI活用の最前線は、チャットボットでも画像生成でもなく、「毎日使う地図アプリ」にあると考えています。

スマホライフPLUS編集部

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