「毎月のスマホ代、もう少し安くならないだろうか」—そう感じながらも、どのキャリアを選べばいいか判断がつかないまま、同じ契約を続けている方は多いのではないでしょうか。
じつは、法人向け(会社が社員に支給する携帯電話)の満足度調査が、個人の契約を見直すときのヒントになることがあります。法人契約は通信品質やサポート体制を厳しく評価される傾向があるため、その結果は個人利用でも参考材料になり得ます。
この記事では、MMD研究所が公表した法人向け携帯電話の調査結果をもとに、キャリアごとの満足度や乗り換え意向のデータを整理し、個人の契約を見直す際にどう活用できるかを考えていきます。

社用携帯の満足度1位は楽天モバイル、2位はドコモという結果に
「会社から支給されるスマホのキャリア、自分で選べるなら変えたい」─そう感じたことがある方もいるかもしれません。法人向け携帯の満足度は、個人契約のキャリア選びを考えるうえでもひとつの参考材料になります。
MMD研究所が実施した「2026年4月通信4キャリアの法人向け携帯電話に関する調査」では、勤め先で社用携帯を現在導入しており、導入・契約内容の検討に関わった865人を対象に、大手4キャリアの総合満足度が調べられました。調査期間は2026年4月24日〜4月28日です。
総合満足度1位:楽天モバイル─79.1% 総合満足度2位:docomo─74.7%
楽天モバイルがトップとなり、docomoが約4ポイント差で続く結果でした。法人契約と個人契約では料金プランやサポート体制の条件が異なりますが、通信品質やコストパフォーマンスに対する評価は、個人で契約を見直す際の判断材料のひとつになり得ます。
毎月の通信費をできるだけ抑えたいと考えている場合、こうした満足度データを押さえておくと、キャリアを比較する際の出発点になるでしょう。
約3割が乗り換えを検討中─次の候補はauとソフトバンク
今のキャリアに大きな不満はないけれど、もっと条件のいいプランがあるなら変えたい─そう感じている人は少なくないようです。
MMD研究所の同調査によると、社用携帯を利用している人のうち乗り換え意向があると答えた割合は29.5%でした。およそ3人に1人が、現在のキャリアからの変更を視野に入れていることになります。
では、乗り換え先としてどのキャリアが注目されているのでしょうか。検討先として最も多く挙がったのは「au」で、次いで「SoftBank」が続いています。
社用携帯利用者の29.5%が乗り換えを検討している 乗り換え検討先の1位は「au」 2位は「SoftBank」
この結果は法人契約の調査ですが、個人で通信契約を見直したいと考えている場合にも、他の利用者がどこに注目しているかを知る手がかりになります。約3割が現状に満足しきれていないという数字は、「今のままでいいのか」を考えるきっかけとして受け止められるのではないでしょうか。
なぜ法人向けの調査が個人のスマホ選びの参考になるのか?
「法人向けの調査なんて、自分には関係ないのでは?」と感じるかもしれません。たしかに、今回のデータは法人向け携帯電話に関する調査から出たものです。ただし、通信品質やサポート体制、料金プランの使い勝手といった評価軸は、個人契約でも共通する部分が多くあります。
たとえば、満足度で楽天モバイルが79.1%とトップになり、次いでdocomoが74.7%だったという結果は、法人利用者が日常的に使った実感をもとにしたものです。個人で契約を見直す際にも、「実際に使っている人がどう感じているか」は判断材料のひとつになります。
また、乗り換え意向が29.5%にのぼるという数字は、現在の契約に満足しきれていない層が一定数いることを示しています。乗り換え検討先として「au」がトップ、次いで「SoftBank」が挙がっている点も、市場の動向を示すひとつの指標といえます。
個人のスマホ契約を見直すときに意識したいのは、次のような視点です。
満足度の高いキャリアが、自分の使い方(通話中心・データ通信中心など)に合っているかどうか。乗り換え意向の高さは、プランや料金に不満を感じている人が多いことの裏返しでもあること。法人向けの評価であっても、通信エリアやサポート対応の傾向は個人利用と重なる部分があること。
法人調査の数字をそのまま「個人にも当てはまる」と断定することはできません。しかし、毎月の支払いを見直したいと考えているなら、こうした調査結果を「どのキャリアが選ばれているか」を知る手がかりとして活用する価値はあります。
スマホ契約を見直すときに意識したい3つの視点
ここまで見てきたように、法人向けの調査であっても「約3割が乗り換えを検討している」という数字は、個人の契約を見直すきっかけになります。「自分の契約、このままでいいのだろうか」と感じたら、次の3つの視点で整理してみてください。
【1】満足度の中身を自分に当てはめる
MMD研究所の調査では、社用携帯の総合満足度は楽天モバイルが79.1%でトップ、次いでdocomoが74.7%でした【MMD研究所調べ】。法人契約と個人契約では条件が異なりますが、「通信品質」「料金」「サポート体制」など、満足度を左右する要素は共通しています。自分が今のキャリアに何を求めているのかを整理することが第一歩です。
【2】乗り換え先の選択肢を知っておく
同調査では、乗り換え意向のある人の検討先は「au」がトップ、次いで「SoftBank」でした【MMD研究所調べ】。法人利用者がこの2社を選ぶ背景には、料金プランやエリアカバーなど複数の判断軸があると考えられます。個人でも、今の契約と他社の条件を比べてみる価値はあるでしょう。
【3】「なんとなく続けている」契約を疑う
乗り換え意向が29.5%ということは、裏を返せば約7割は現状維持を選んでいます。ただし「満足しているから残る」のと「面倒だから残る」のでは意味が違います。毎月の支払いを増やしたくないなら、まず今の契約内容と月額料金を正確に把握することが判断の出発点になります。
調査データはあくまで法人利用者を対象としたものですが、キャリア選びで重視すべき視点は個人でも変わりません。「今の契約で損をしていないか」を考える材料として活用してみてください。
まとめ
今回取り上げたMMD研究所の調査では、社用携帯における大手4キャリアの総合満足度で楽天モバイルが79.1%とトップに立ち、次いでdocomoが74.7%という結果でした。また、利用者の29.5%─およそ3人に1人が乗り換えを検討しており、検討先としてはau、SoftBankが上位に挙がっています。
これは法人向けの調査ですが、「今の契約のままで本当に損をしていないだろうか」と感じているなら、キャリアごとの満足度の差や、乗り換えを考えている人の多さは気になるポイントではないでしょうか。
毎月の通信費を増やしたくないという気持ちがあるなら、まずは自分が今どのキャリアでどんなプランを使っているのかを改めて意識するところから始めてみてください。満足度や乗り換え意向の数字は、契約内容を見直すきっかけのひとつになるはずです。
出典:MMD研究所 参考:楽天モバイル(プレスリリース)、ASCII.jp



